日雇い労働者になってしまったWebライターという職業
いま、ライターという仕事が低賃金労働の象徴のようになっています。
私が雑誌の編集をやっていた90年代は、一緒にお仕事をしていたライターの多くは、私にとって憧れの存在でした。文章力、ストーリー性など、ああ、これがプロのライターなんだと感心するとともに、いい記事を目指して一緒に「ああでもないこうでもない」と徹夜で議論することもありました。大手出版社に入社して、その後もっと自分がやりたいことを自由にやりたいとフリーのライターいなる人や、なかには商社やメーカーなど一流企業を辞めて、フリーラスのライターになる人もいました。
ここから先は
2,460字
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?