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【野菜の賢い食べ方】野菜がないなら、野菜ジュースを飲めばいい?
こんにちは。
あなたのカラダとココロの味方
管理栄養士/ライフミッションサポーター®の
成松由佳です。
前回の記事に引き続き
【野菜の賢い食べ方】をテーマに
お伝えいたします。
▼前回の記事はこちら
今回のテーマは
野菜不足を野菜ジュースで補える?
1日に食べる野菜の量は
1日350g=小鉢5皿分
を目指しましょうと
お伝えしました。
とはいえ、なかなか難しい…
という方も多いかもしれません。
日本人の野菜摂取量の平均値は
280.5g
「あと1皿」が
不足している状態と言えます。
そんなときに、お役立ちなのが
野菜ジュース。
野菜に含まれるビタミン・ミネラルを
手軽にとることができます。
しかし、
「野菜ジュースをたくさん飲めば、
野菜は食べなくていい」
わけではありません!
野菜ジュースのデメリットも
あるからです。
デメリットその1:とりにくい栄養素がある
野菜ジュースの加工工程で
野菜を搾り、加熱するため
野菜に含まれるすべての栄養素が
ジュースに残るわけではありません。
特に、
・食物繊維(搾りかすに残る)
・ビタミンC(熱に弱い)
はとりにくい栄養素の代表です。
デメリットその2:カロリーが気になる
市販されている野菜ジュース
紙パック1個(200mL)のカロリーは
糖質オフなどの低めのもので30kcal前後
高いものだと60~80kcal程度あります。
1日1本なら大きな影響はありませんが、
飲み過ぎると、カロリーオーバーになる
可能性が高いです。
特に、果汁が入っているものは
カロリーが高めの傾向があるので
飲み過ぎには注意が必要です。
ちなみに、
「野菜ジュースは、
飲みやすくするために
砂糖や塩分を添加している」
と書かれているネットのコラムを
見かけましたが、
近所のスーパーで売られている
野菜ジュースを端から手に取り
成分表示を確認したところ
(↑怪しい人ですね)
代表的な商品はすべて
「砂糖・塩分無添加」でした。
野菜ジュースに含まれる
糖類や塩分は、野菜由来のもの
ということになります。
メーカーの企業努力を
感じました…!
以上をまとめると、
野菜ジュースだけで
野菜をとろうとするのは
おすすめできませんが、
「あと1皿」の不足分を補うのには
手軽に活用できます!
「食事バランスガイド」では
野菜ジュースを飲んだ場合
「飲んだ重量の半分量の野菜を食べた」
として考え、
1回飲み切りのパックや缶1個
=野菜の小鉢1皿分
と換算します。
前回の記事では、
生野菜・加熱野菜の
メリットとデメリットをご紹介しました。
何事にも、
良い面・悪い面はあるので
生活状況や好みに応じて
うまく取り入れていくことを
おすすめします。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【参考文献】
・令和元年「国民健康・栄養調査」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14156.html
・武見ゆかり・吉池信男編『「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル 第3版』(第一出版,2018)
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