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繊細な自分を認めて楽になるまでの15年②働く辛さはHSPのせい?

こんにちは。
快腸ナビゲーター/管理栄養士の
成松由佳です。

…この書き出しで、
テーマが「HSP」というのは
不思議に思われるかもしれませんが

次回以降くらいから
つながってくる予感がしています。


前回は
「HSP」という概念を知って
受け入れられずに、そっと忘れた15年前
大学生の頃のお話を書きました。


大学生までは、
周囲との違いを感じたり
環境によっては馴染めなかったり
しながらも

そこまで無理なく
過ごせていました。

でも、社会人になったら
そうはいきませんでした。


今回は、
ストーリーの続きを書きながら

そのとき感じていた辛さが
HSP気質に由来するものなのか?

を考えていきたいと思います。


とはいっても、
私もHSPについては
まだまだ勉強中で、

HSPだからなのか、
私が持つHSP以外の気質が
そうさせていたのか

はっきり分からない部分もあります。


また、同じHSPでも
どこに対して敏感さが発揮されるか
刺激に対してどう反応するか

人によって違うようです。


もし、
「私もそうだった」
「いや、自分はここがこう違う」

などとご感想のある
HSPの方がいらっしゃったら
コメントいただけると幸いです。


アウトプットすることは
私のためだけでなく

ご自身に対する理解を深め、
扱いやすくするのにも
役立つと思いますので
よろしければ、ぜひ。




と、また前置きが長くなりましたが

②働く辛さはHSPのせい?


就活に苦戦しながらも
無事に就職できて
万々歳、これで安心
と思っていたのですが


時間的にも、精神的にも
ゆとりがなくなり
徐々に追い詰められていきます。


大学生のころは、
夏休みも春休みも2ヶ月あり、
授業期間に頑張って疲れ果てても
その後十分休めるので

「とりあえず試験が終わるまでは」
で、乗り切れていました。

でも、社会人になったら
いくつものプロジェクトが
並行して走っていて

「終わったら休める」
がない辛さを
まず感じました。


ただでさえ刺激が過多なのに

研修で
「120%の力で仕事しなさい」
と言われたのを
120%真に受けて

自らにさらに刺激を与えて
いたように思います。


そして、
何か決めて動き出すまでに
時間がかかる。

仕事を進めるのに
やり方の選択肢が
いくつも思いついてしまい、

A案だとここは良いけどここがデメリット
B案ならA案のデメリットは解消されるけど
別のデメリットがある
じゃあC案なら…


どれが一体正解なんだ?
と迷って先に進めない。


成果が出ればそれでいいのだから
自分でどれか一つを正解にして
早く進めたほうが良いのは
頭ではわかっているのですが、、

決めてもなお
デメリットが気にかかって
不安になりながら進めていました。


大きな決断は、
もちろん上司や先輩にも
相談していましたが

誰に相談したらいい?
今話しかけて大丈夫?
これとこれを説明すれば情報は足りる?
逆に回りくどくならない?

様子を伺いすぎて、考えすぎて
疲れるし、進まない。


メール1本打つのにも
ああでもないこうでもない、
これで誤解を生まないか?
長すぎ、短すぎて気を害さないか?
と考えるので時間がかかり…


「丁寧に仕事をしている」
といえば聞こえが良いけれど

担当業務が少ない
新入社員のうちはともかく

年次が上がったことと
リストラで人手が足りなくなり
業務量が増えたことで

常にタスクが山積み
朝8時から夜9時まで仕事をして
常に神経を使っているから
土日はぐったり寝て終わる


これでも、
「将来こうなりたいから
 今はそのために頑張る」

みたいな目標があれば、
それを励みにできたのかもしれません。

でも、それもなかった。


上司や先輩方は、
人間的には尊敬していましたが
(人にはとても恵まれたと
 今でも思っています)

「私が将来同じ仕事をしたいか」
という観点で見ると
この人みたいになりたい、
という人はいない。


「何のために」がないまま
目の前のことに必死すぎ、
「生きるために生きてる」状態、
これいつまで続くんだろうか?

と、空しさを覚えたのを
思い出します。




今思うと、
HSPの特性である「DOES」
仕事の場面のあちこちで
発揮されていました。


D:処理の深さ(情報をより深く処理する傾向)
O:刺激に過敏(処理する情報が多すぎて疲れる)
E:情緒的反応(人より反応しやすい、共感性が高い)
S:些細なことも気づく(他人が見逃すことにも気づける)

参考:「敏感すぎる私の活かし方」
エレイン・N・アーロン著、片桐恵理子訳
パンローリング(2020)


この性質と
うまく付き合う方法が
分からなくて、

「気にしすぎる私がおかしい」
「周りの人は普通にできているのに」
「あれこれ感じている時間はない、
 鈍感にならなくちゃ」

と言い聞かせて


自分ではできるだけ
何も感じないように
心に蓋をして

それでもつい考えてしまう自分を
自分で否定し続けながら
仕事をしていました。


1日10時間、
ずっと気持ちがネガティブに
ぐるぐるしている状態の中で
仕事をしていたということで、

それは大変だったし、辛いよな
と、今となっては思います。



それに加えて、

「失敗してはいけない」
「正解を取りにいかないといけない」

という気持ちも強くありました。


同世代の同僚の中には
あまり空気を読まず
仕事をしている人もいて、

本人はのびのびと楽しそうでも
上司や先輩と考えが合わず
扱いにくそうにされている
空気を感じ取って

「私はそう言われないようにしないと」
「周囲が考える正解を察して、
 それに沿って行動しないと」

と思ったことも
考えすぎに拍車をかけていた
ように思います。


これも、
感じる力が強いから…
もあるかもしれませんが

感じたとしても
あえて合わせない、
自分の正解を大事に生きる

選択肢もあるはずなのに

そうできなかったのは
それまでの人生の中で
(主に学校生活で、かな)

自分を表現して、否定されたり
失敗して笑われたりした経験の中で
「私の好き・得意・こうしたいは
 おかしいんだ」
「失敗したらこんなに傷つくんだ」

と思ってきた過去があったから。

個性や、挑戦を
温かく受け止めてもらえる

環境を経験していたら
また違ったかもしれません。


とはいえ、
失敗して笑われるくらい
誰でもあること。

それが気になって、
大きく傷ついてしまうというのは
やっぱりHSP気質が
影響しているのかなとも
思わされます。




自分の気持ちを殺して、
察した正解に合わせるために
考えに考えて、

本当に合っているのか
常に不安でいっぱい。


そんな状況から脱する
きっかけとなった出来事が

入社5年目から
次々と起こりました。


今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


★追記
続きを書きました↓




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