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未経験からいきなりフリーランス管理栄養士になります

突然ですが、9月で今の職場(メーカー研究開発職)を退職することにしました。
10月からは、特定保健指導員としてメタボリックシンドローム対策の生活習慣指導の仕事をします。
会社との雇用契約ではなく、業務委託という形になるため、10月からは個人事業主になります。つまりはフリーランスデビューです。

もともとフリーランスへは憧れの気持ちがありました。
それは「やっぱり管理栄養士として働きたい」と思うよりもずっと前の話です。会社に入って数年でそう考えていました。

理由は2つ。
ひとつは、自分のスキルを武器に、自分の名前で仕事ができるようになりたいと思ったこと。
会社にいてはそのスキルは身につきません。会社では社内で生きるためのスキルばかりが伸びていきます。他社では通用しないことは、数年前に会社で早期退職募集があった際、先輩方が転職に苦労していたのを見て明らかでした。
また会社員として仕事をしていく中で、人に仕事がついてはいけない、どの仕事でも誰でもできるようにするのが良い組織だと学びました。理解はできましたが「自分にしかできない仕事」がないというのは、歯車になってしまったようで寂しく感じました。

もうひとつは、場所や時間に囚われず自由に働きたいと思ったこと。
入社数年後のある日の夏、あまりにも朝から暑すぎて「夏は北の国で、冬は南の島で仕事ができたらいいのに」なんて妄想していました。会社で働いていたら絶対叶わない夢ですが、実現できたらすごく楽しそう。夢と言って終わらせず、少しでも実現に近づける方法はないか?などと思い始めました。
一応、どちらも実現に向けて少し動き出してはいたのですが、続きませんでした。なぜか?は長くなるのでまた別の記事で書きます。

そこから数年の時を経て、管理栄養士として働きたいと思ったときの理想像は、やっぱりフリーランス。
自分のサイトでお客さんを集めてカウンセリングやセミナーをしているイメージでした。
でも管理栄養士未経験でいきなりそんなのできるわけない。まずはどこかでフルタイムで働いて栄養指導のスキルを身につけよう、と思いました。
ですが、なかなか希望の職場が見つからず。。

栄養指導ができる職域は数あれど、未経験中途で入るのはなかなか難しいです。
転職エージェントさんに何件も登録しましたが、ほとんど紹介してもらえず、自分で探してエントリーしても未経験では難しいと門前払い。
選考に応募することすらできませんでした。

そんな中で、未経験でも挑戦しやすい職域があります。
それは特定保健指導の仕事です。
予防に興味がある、働く人を支援したいという面でも私にぴったり。業務委託契約で1件ごとに請け負う形式が多く、1社申し込んですぐに契約が決まりました。

こうして、意図せずいきなりフリーランスになりました。
決まった今となっては、遠回りせず済んで良かったかなと思っています。なるべくしてなったというか、なんだか導かれたような不思議な気持ちです。
まずは受託する仕事で栄養指導スキルを身につけながら、自分の名前でも仕事ができるよう少しずつ進めていきたいと思います。

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