焦らず、かつ欲張りに生きるには?

今までの私は、いつもいつも焦っていました。

仕事で早く成功して、
収入も十分に得られるようになりたい。

趣味ももっと極めて上手くなりたい。

結婚出産して、幸せな家庭を作って
家の中はいつも整えていて
美味しいご飯を作って食べて

いつもおしゃれな服装をしていたいし
肌荒れは早く治したい。

すべてを手に入れたいと、
足りない自分にもがいていました。

今でも焦ることはありますが
以下の本に出会って、少し気が楽になりました。

どうやら、私のように思っている女性は
多いようです。

というのも、著者の干場弓子さんいわく

女性のロールモデルとして
かつての仕事一辺倒のバリキャリではなく
「ワークもライフも充実した女性」を提唱したら
どちらも充実させなければいけない、と
苦しむ女性が増えたというのです。

わたしたちは、仕事だけじゃなくて、恋もおしゃれも楽しんで、結婚しても夫に依存しないで、自立して生きていいんですよ、生きていけるんですよ、と勇気づけたかったのだけれど、それが「仕事も恋もおしゃれもできないと、完全じゃないんだ」というメッセージを送ることになってしまっていたようなのだ。
(p178)

こういった女性たちに対して、

欲張って生きていいけど、欲張りすぎるな。
全部を自分の力で完璧にできる、と思うのは
図々しい思い込み。

と、干場さんは述べています。

でも、すべてを手に入れる方法が
ない訳ではありません。
それは、

時間軸を加える

こと。

今すぐ同時に、すべてを手に入れようとするから
無理が生じるのです。

若いうちというのは、どうしても、視点が低いというか、見えている時間軸が短い。今、見ているものがすべてだと思ってしまいがちだ(わたしもそうだった)。
でも、たとえば、今は、給料を全部、ベビーシッターや家事の外注費にあてても、仕事をがんばることで、一〇年後には結果として取り戻せていたり、逆に、今は、転勤を断るなどして、昇進を見送って家庭を優先させても、五年後には仕事に邁進できる状態になっていたりするなど、
一〇年スパンで考えれば、案外、あれもこれも、
結果として手に入れることができるようになっていたりする。
(p183)

これを知ってから、
気持ちがとても楽になりました。

目の前に多くのことが降りかかってきて
焦ったり、
将来に不安が押し寄せてきて
あれもこれも自分にできるかな?と
思うことは、今でもありますが

できるときに、できることをやろう。

と、気持ちを切り替えられるように
なりました。

またこれは、チャンスが訪れたときにも
有効な考え方だそうです。

仕事のビックチャンスとか、留学のタイミングとか、出産年齢とか、今このときでないと、手に入れられないもの、チャンスというのが、いつでも誰にでもある。
そのときに、何かをあきらめると思うから、一歩が踏み出せない。
そうではなくて、せめて一〇年のスパンで考える。
捨てるのではなく、後回しにする。
(p184)

ここからは、私の考えを述べます。

一度にすべてを手に入れることはできない、
と分かりました。
では、今、何に集中するべきか?

それを決めるのは、自分自身です。

例えば、仕事と家事の両立に悩んだとき
仕事に邁進して家事は外注するのか
仕事をセーブして自分で家事をやるのか

学校で習ってきたこととは違い
この選択に絶対的な正解はありません。

答えは自分の中にあります。

人生の選択が降りかかってきたとき、
自分の答えを的確に導くためには

やはり「自分を知る」ことが必要だと
思います。

結局、昨日の記事と
同じ話になってしまいました。

そのためにはどうしたらいいのか?
については、また今度お話しします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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