見出し画像

子どもと楽しむ野遊び 3つのコツ

親子の外遊びを応援する”ねいちゃーかあちゃん”井東敬子が、知識がなくても近所の公園で、子どもと一緒に楽しむコツをまとめてみました。

井東敬子プロフィールはこちらをクリック☆


1,しゃがむ


子どもの目線に合わせて、しゃがんでみましょう。
すると・・・
あら不思議、
アリ、ダンゴムシ、葉っぱの裏に隠れているちいさな虫、
キラキラ光る石などなど、
立っている時は見えなかったものが見えてきます。
しゃがんだままで、耳もすましてみましょう。
小さなお花にやってくるミツバチの羽音、
トカゲやコオロギがかさこそ動く音も聞こえてくるでしょう。
視点を変えるだけで、
足もとの別世界を楽しむことができます。

晴太郎 しゃがむ


2,さわる


土、木、石、虫、草など
いろんなものをさわってみましょう。

自然物は、一つとして同じものはありません。
人間が作ったおもちゃより、複雑で繊細な刺激を脳に与えてくれます。


さわったものは、
あったかいですか? 冷たいですか?
湿っていますか? 乾いていますか?
固いですか? やわらかいですか?
スベスベ? それともゴツゴツ? ザラザラ?
さあ、じっくり味わってみましょう。


言葉を獲得する年代の子どもたちは、
例えば、ちくちくする松葉をさわりながら、
「チクチクだね」と語りかけることで、
「チクチク」という言葉と身体感覚が結びついていきます。

晴太郎 カタツムリ


3,においをかぐ


花、葉っぱ、土、落ち葉のにおい、
雨の日のにおい、
夜のにおい…。
都会でもたくさんの季節の香りを楽しむことができます。
ヨモギ、ドクダミ、クスノキの葉は、
葉をもむとよく香ります。
お花のようないい香りだけではなく、
ドクダミのような不快な香りをかぐことで嗅覚(きゅうかく)は発達していきます。

嗅覚は、五感の中で一番原始的であり本能に近い感覚と言われています。
食べものが腐っていないかを判断したり、
火事やガス漏れなどの際に、
いち早く異変を察知する大事な感覚です。
近年は、自然の香りをかぐ機会が減りました。
意識して、子どもの頃からいろんな香りをかいで、
嗅覚も豊かに育んであげましょう。

かぐ 晴太郎