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副業・起業直後の個人がクラウドファンディングで成功する5STEP

副業中だし、個人がクラウドファンディングを利用しても成功するだろうか? と思っていないでしょうか?

ただ、私が主に行っている物販クラファンもそうですが、副業中でも個人事業主でもクラウドファンディングで成功することは可能です。

しかも、プロジェクトにもよりますが、支援金が集まった分だけのリターンを提供すればいいのでリスクがありません。

そこで、今回は個人がクラウドファンディングで成功するための5STEPを解説します。

物販に限らずクラファン全般の話になるので、飲食店やサロンのオープン、イベント企画などをしようという方も参考にしてください。

【この記事を読むことで得られるメリット】
・クラウドファンディング共通の成功のポイントがわかる
・個人でもクラウドファンディングで成功できることがわかる


なぜクラファン? 個人がクラウドファンディングを活用する3つのメリット

少しおさらいになりますが、クラウドファンディングとは、融資や補助金以外の手段で不特定多数の人から資金調達させてもらうことを言います。

クラウドファンディングには大きく分けて「購入型」「寄付型」「金融型」がありますが、市場にない新商品やサービスを提供する場合は、購入型になります。

購入型クラウドファンディングは、物販や飲食店やサロンなどの実店舗、映画、コンサートなど様々な場で利用されますが、一般的にメリットは次の3点です。

冒頭でもお伝えしたように、支援金が集まった分だけのリターンを提供すればいいので初期資金が必要なくリスクがないことがポイントです。

新商品・サービスの新規顧客を獲得しやすい

購入型クラウドファンディングは、既存の商品・サービスではなく、新商品やサービスの顧客を獲得する場です。

クラウドファンディングの支援者も、新しくて面白い商品・サービスがリターンを提供しているプロジェクトを探しています。

そこで魅力的なリターンを提供すれば、プロジェクト終了後も継続的に商品・サービスを購入してくれる可能性が高いでしょう。

つまり、新商品・サービスをきっかけにリピートしてくれる顧客を獲得する手段に適しています。

リスクなく新商品・サービスのテストマーケティングができる

購入型クラウドファンディングは、新商品・サービスが実際にどんなニーズがあるのか、実際に反応を見るテストマーケティングとして活用できます。

個人の方が新商品やサービスを提供する際、「これは本当に需要があるのか?」と不安になることは多いと思います。

通常なら商品を生産してから試すことになるのでリスクが高かったのですが、クラファンであれば生産前に支援を集めるのでリスクがありません。

具体的にはクラウドファンディングは商品を提供する前にテストマーケティングするので、資金をかけずに次の点が可能になります。

・新しい商品やサービスが売れるかどうか確認できる
・どんな顧客(支援者)が多いのか確認できる
・顧客の声を商品・サービスに反映できる

実際にニーズがあるかないかは売ってみないとわかりませんが、それを自己資金なしで試すことができるので、個人の方でも安心です。

新商品・サービスの宣伝効果がある

既存の商品より、新しい商品・サービスの方が広告宣伝費はかかりますし、手間もかかります。

しかし、クラウドファンディングは新商品・サービスを提供する場なので、知られていない商品でも効率的に認知拡大できます。

しかも、商品・サービスを提供する前から宣伝できるので、「これだけ売らないと大赤字だ」ということもなく、広告宣伝費以外のリスクがありません。

そのため、個人の方でも安心して低コストで宣伝することができます。

個人がクラウドファンディングで成功するための5STEP

個人がクラウドファンディングで成功するための5STEPを解説します。

物販に限らず、購入型クラウドファンディングで成功するためには、次の5点が必須となります。

・魅力的なリターンを設定する
・クラファンサイトを決める
・募集方式を決める
・リターンの魅力を伝えるLPを作る
・宣伝する

特に時間をかけるところは、リターンの設定と、LP作成と宣伝方法でしょう。以下に解説します。

魅力的なリターン商品を考える

寄付型や金融型と違って、想いを形にする購入型クラファンはリターン商品ありきです。

どんなにLPのなかでプロジェクトに対する想いを伝えても、リターン商品に魅力がなければ支援は集まりません。

プロジェクトによって魅力的なリターンの種類は違いますが、リターンを考えるコツはあります。

・Makuakeなどで自分のジャンルに近い成功事例を見てみる
・新商品、サービスのターゲットとニーズを考える
・既存の自社商品や既存商品との違いを考える

例えば、物販クラファンであれば、Kickstarterなど海外クラファンサイトで成功している商品で、Makuakeなどを見て日本でも売れそうか確認します。

物販でなくても、この点は基本的に一緒で、自分のジャンルに近い成功事例を見ながら、どんなリターンを設定したらいいかを考えるようにしましょう。

クラファンサイトを決める

プロジェクトを成功するには、プロジェクトに合ったクラファンサイトの選定が重要ですが、業種によってある程度パターンがあります。

物販系であればMakuakeやGREEN FUNDING、CAMPFIRE、machi-yaあたりを選びます。

特に大半はMakuakeやGREEN FUNDINGの二択で、CAMPFIREやmachi-yaはクラファンおかわり(プロジェクト終了後に別のサイトで同一のプロジェクトを起案する)で利用することが多いです。

飲食店であれば、MakuakeやCAMPFIREの他に、3rdTableなど飲食店に特化したクラファンサイトがあります。

このように、業種や商品・サービスによって適切なクラファンサイトは違うので、ある程度パターンは押さえておきましょう。

クラファンの募集方式を決める

ラファンサイトを決めたら、クラファンの募集形式を決めます。

募集方式には、次の2パターンがあります。

All in方式
支援金:
目標金額に関わらず支援金を受け取る
リターン:目標金額に関わらずリターンを提供する
All or Nothing方式
支援金:
目標金額に達成しなかったら支援金を受け取れない
リターン:目標金額に達成しなかったらリターンは提供しなくていい

選択の基準は、プロジェクトを実行するために最低いくら必要かによります。

リターンの提供数だけ資金が必要であれば、基本はAll in方式だけでいいことになります。

ただ、例えば最低200万円はないと生産設備が用意できないなど、最低限の資金が必要であればAll or Nothing方式の方が適しています。

どちらがいいかは、プロジェクトによりますが、物販系であれば最低仕入数量がよほど大きくない限りはAll in方式で行うのが基本です。

ご自身のプロジェクトに合った方式を選ぶようにしてください。

リターンの魅力が伝わるLPを作成する

購入型クラウドファンディングでは、リターンに魅力があるかどうかで支援が決まるので、LPにはリターンの魅力を伝えないといけません。

映画や舞台のプロジェクトであれば、内容が面白い、共感できると思ってもらわなければリターンは得られません。

LPを作成するポイントはいくつかありますが、基本的には型がありますし、他の成功事例も参考になります。

とはいえ、型を身に付けても成功事例を真似しても良いLPになるわけではありません。

最低限次のように、ご自身のリターンの魅力は表現できるようにして、型や成功事例にあてはめるようにしてください。

・プロジェクトのターゲットの属性
・ターゲットの悩みや欲求
・リターンを提供するベネフィット
・支援者が商品・サービスを利用するシーン
・強い権威付け

プロジェクトを宣伝する

プロジェクト開始前にもう1点力を入れたいのが宣伝です。

クラファンプロジェクトの宣伝方法には、次の方法があります。

【プロジェクト開始前】
・広告をかけて興味を持つ人にLINE登録してもらう
・知り合いやご自身のSNSで周知する

【プロジェクト開始後】
・プレスリリース
・メディア掲載
・SNS広告
・クラファンサイト提供の広告
・インフルエンサーへのギフティング

特に重要なことは、プロジェクト開始前の認知拡大(事前集客)です。

クラファンは、開始直後がもっとも支援を集めやすい時期になるので、プロジェクト開始前にどう宣伝するかが重要になります。

そのため、広告宣伝費は、序盤の集客を優先的に行うことがおすすめです。

プロジェクトによっては、知り合いやご自身のSNSで周知するのもいいですが、かなり活発に運用していないと効果は限定的です。

そのため、基本は広告をかけてLINE登録してもらうことは極力実行するようにしましょう。

ただ、個人の場合は予算に上限がある場合が多いので、無理しない範囲で補助金・助成金なども活用しながら行うといいでしょう。

【まとめ】個人だからこそクラウドファンディングを利用する

以上、副業・起業直後の個人がクラウドファンディングで成功する方法についてお伝えしました。

最近は大企業も多く参入しているので、副業、起業直後でもクラウドファンディングを利用して大丈夫か? と思うかもしれません。

ただ、クラウドファンディングは、新しい商品やサービスの創出に優れたプラットフォームです。

多額の初期資金が必要ないのでリスクがなく、むしろ個人だからこそクラウドファンディングは利用価値が高いでしょう。

商品・サービスにもよりますが、リスクはないので面白い企画や商品があればどんどん挑戦してみましょう。

なお、物販系のクラウドファンディングについては、拙著「物販×クラウドファンディング 実践大全」で詳しくまとめてお伝えしています。

また、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。




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