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燃え広がらない炎上の炎

「炎上」という言葉、私は最近聞かない言葉になってきました。もしかしたら同じような感覚の人も多いじゃないかと思います。一方で、久しぶりにニュースで見た炎上トピックでは、自ら命を断ったというものもありました。どうやら燃え上がる場所と燃え上がらない場所、その境目がはっきり分かれているようです。
今回は、燃え広がらない炎上の炎というテーマにお話します。


触れてなくても火に近いと熱い

なぜ「炎上」の言葉を聞かなくなったのか。最近の過ごし方で変わったことから考えてみます。最近の身の回りの変化はこんな感じです。

①引越しした
②飲み会が減った
③触れるメディアが変わった


①引越しした
住む地域が変わったのは大きな環境の変化です。周りにいる人も変わりました。今の人間関係の中では、ゴシップや噂話が少ない状態です。炎上の火種に触れる機会が減りました。

②飲み会が減った
おうち時間を勧められる今日この頃、週末の飲み会が激減しました。なくなってみると当時の飲み会は、いつも同じようなメンツで、いつも同じような内容の話が繰り広げられていました。話の内容の7割は愚痴です。愚痴も炎上のタネです。これも炎上の火種から離れた変化です。

触れるメディアが変わった
引越しの際にテレビを手放しました。テレビは少し前まで、全国民の共通メディアでした。ここで取り上げられたコンテンツは良くも悪くも盛り上がり、炎上の炎はより強く燃え広がりました。テレビを手放したのは、燃え広がる炎上の炎から離れた変化です。



「炎上」を聞かなくなったのは、その火種や炎から離れたからでした。
自分が炎上に加担してなくても、炎上を見聞きするといい気持ちじゃありません。燃えている火から離れたら熱くないです。



火の芯は熱くない

ロウソクの火を指でつまんで消すところを見たことありますか?
芯を素早くつまみ、火傷する前に火が消えるのがタネです。実はロウソクの芯は熱くないんです。

熱いのは炎であって、芯は熱くない。これが炎上にも言える気がします。少し前までテレビで炎上していた有名人が、You tubeなどテレビ以外の場所で支持されています。炎を盛り上がらせない場所で、芯に触れる機会が増えました。

若者のテレビ離れが騒がれる昨今です。テレビで燃え上がってた炎は熱くて近づけなかった人が、芯に直接触れることで熱くないことを感じ始めています。


まとめ

今回は、燃え広がらない炎上の炎というテーマにお話しました。
環境が変わって炎上って一部でしか起きてないことを知りました。人の批判にエネルギーを持っていかれていた頃は、なんとなく疲れることが多かった気がします。
火種や燃焼剤は今もいつも転がってます。ただ炎から距離をとったり、むしろ芯に直接触れたりで、今は炎上の炎が広がらない時代になりました。


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