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Week9 倫理思考スキル①

「掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルがなければ無意味」

ビジネス上1番重要なことです。


どんな素晴らしいスキルがあろうとも、
倫理的に話す、組み立てる思考力がなければ
100点の資料も掛け算の法則で
なんと0点になってしまうのです。

こちらは前編と後編の2つに分けて
お話ししていきたいと思います。


✔︎フェルミ推定

ラーメン屋の売上と利益

座席数 : 13席
場所 : 浜松町駅付近
従業員数 : 3名
ラーメン価格 : ¥650

Q.この条件のラーメン屋の売上と利益は
いくら程になるでしょう?


Thinking Time…

⌛︎


・・・売上金額がわからなければ、答えも出せませんよね。
倫理的、ロジカルシンキングベースの思考力、
「なぜその答えに?どの様なロジックで辿り着いたのか?」
答えの正解不正解ではなく、ロジックの正解不正解が重要となるのです。

答えの正解/不正解ではなく、考え方の正解/不正解を見る思考力をフェルミ推定という


ラーメン屋の売上に関する要素を
下記の図の様に書き表してみましょう。

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数字ではなく、式の正解不正解。
平日・週末。ランチ・夜。という様な
要素分解が重要です。このフレームワークさえ出来れば
後は数字を埋めるだけで、正解が見えるのです。​


✔︎コピルニクスの地動説思考がビジネスでは最重要

地動説とは…宇宙の中心は太陽であり、地球は他の惑星と共に太陽の周りを自転しながら公転しているという学説

昔の人達はこの地動説という考え方を基に、これが正解としていました。
ですがこの地動説という思い込みにより、正解は違っていました。

昔に限らず、これに基づいて現在考えられることは?

①自分の事業に思い込みを抱いてしまう
→自分は〇〇だろう などの思い込み。一時的な感情でマインドかヒートアップしてしまう。
②自分の見える視野が決して正しくはない
→いつでも疑い続ける気持ち
③しっかりとしたデータに基づく事実が必要


顧客視点を論理的に説明、追求することがビジネスでは最重要

「なぜこのサービスを?なぜこの事業を?」
この回答をなんとなく、ではなく
しっかりと倫理的に考え説明できるかということが重要となります。


✔︎人は物事をドラマチック化してしまう習性がある


Q.世界で予防接種を受けられていない子供達は何%いるか?

20%?    50%?   80%?


⌛︎


A.20%

皆さんは何%とお考えでしたでしょうか?
大半の方は50,80%を
想像していたのではないでしょうか。

これもまた世界の状態を頭の中で
ドラマチック化しているだけなのです。

どれだけ高学歴で頭が良くても、学者、政治家だろうと、質問正解率はわずか10%。人間にはドラマチック化の本能があるのです。

一旦冷静になり、データ化すると
正しい結果を導き出す事が出来ます。


・捨てなければいけない思考
本能(分断思考/ネガティヴ思考)

自分の考え=正しい ではなく
人の考えを自分の考えとマッチングさせる。
それを倫理的に証明していく。
これがビジネスを成功させる条件なのです。

この条件を成立させる為には、
2つの本能を消かねばなりません。

➀この世界は単純に2つに分断は不可能

まずは人の分断本能をなくすことが重要です。

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この様に私たちは2つの部類に分断してしまう
考え方があります。ですが、2分類出来るほど単純ではありません。

グラデーション理解が必要不可欠。


黒か白という前に、黒と白との間には沢山の色、グラデーションがあります。
この理解の仕方が必要不可欠なのです。

では何故2つに分断すると
ビジネスにまで影響を及ぼすのか?

例えば飲食店の経営。

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立地が大事=交通量 という考えですが、
交通量が少ないことにポジティブな面
交通量が多いことにネガティブな面を
探そうとする人は少ないですよね。

売上の高さではなく、どれだけ売上を残すか。
交通量も同じで、分断したものを、もっと細分化して、グラデーション理解をする。これが必要なのです。


②ネガティヴ本能

人はネガティヴなことに凄く共感を得ます。

例)保育園落ちた死ね=共感
保育園入れた良し=無共感

という事件が以前ありました。
落ちたと呟いたら一気に共感を得てバズる。
保育園に入れたと呟いてもそうはなりませんよね。

更に、メディアのネガティヴセンサーのコントロール術は有名で、感染症/子供死亡率/戦死者など、どの項目も凄く減少していますが、メディアは共感を呼ぶためにネガティヴに誇示発信します。

交通事故も、それだけのニュースで良いはず。
ですがメディアは遺族のインタビューなどを
発信する事でネガティヴセンサーを煽ります。


✔︎ネガティヴセンサー

自分の目に入るものには必ず疑いの気持ちを持ちましょう。

例)2018年 SoftBank通信障害事件

メディアでは「通信障害のせいで
5日間で1万件解約」との報道。

1億7000万回線のうち23%がSoftBank
→約3910万回線がSoftBank回線
年間解約率2%=782,000解約/年
782,000解約/365日=2142件/日
2142件5日=10712件

上記の情報は、通常時期の計算になります。
つまり普段から5日間に一万解約以上
あった、ということになります。
メディアの戦略がわかりますね。

メディアの裏付けというものが最重要。
自分の感情や感覚を定量化して証明する事が重要。



前編は以上となります。

後編では、この様に流されずに定量化して
ロジカルにサービスを組み立てていく方法。

をお話させて頂きます。

ご覧頂き有難う御座いました。☺︎







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