メニエール病かもしれなかったが、今では分からない

以前、夜に低音の耳鳴りが止まらなくなった。
その音は、どんどん大きくなっていくばかり。
家のテレビが割と低音を発していたので、その音かと思ったが、
それにしては大きすぎる。
そしてテレビの音が消えているときも、耳鳴りは消えない。
一体なんだと、夜の静寂はどこへいったのかと、
困惑しながらも耳栓をしてみたりと抵抗はしたものの
ひどくなるばかりであった。

気のせいでは済まないし、家族の誰もきこえていないなんて
狐につままれたようなそんな気持ち。

いつか治るんじゃなかろうかなんて思って、でも辛くて、でも仕事や勉強で忙しく、なかなか病院に行けないのよね、なんて都合の良いように解釈していたのだけれど、
ネットで調べたら、放っておくと危ないなんて書いてあって、
ビビって慌てて耳鼻科へ行った。

ストレスじゃないかとか、睡眠をたくさん取りましょうだとか
教えていただき、音の検査をしたところ
低音が全然きこえていないことが分かり、
どこか安心した。得体の分からないものを抱えているより
原因をはっきり言って貰った方が、楽だし。
めまいはないが、耳鳴りだけでもメニエール病の一種とか。

2週間かな薬を飲んで、一時的には治ったが、一時的に過ぎなかった。

病院を変えて再度、耳鼻科を受診。同じことの繰り返しだった。
薬を貰い、飲み、一時的には治るが再発する。そしてもう一度、初めの病院を受診。(繰り返し)

自分の耳に何が起きているのか知りたいと思い(遅い)、
主に本を読んだり、ネットで検索したり。

たくさん寝ても治らない。ストレスのない生活をしてくださいとも、
ストレスフリーにならなきゃというストレス。
それ以外の改善策が知りたかった。

もう一生治らないんじゃなかろうかなんて。

しかし、治った。とてもあっけなく治った。

有酸素運動を意識的にすることを心がけた。
結果これが一番効果があったのではないかと思う。
私は、職場まで自転車で行くことも多く、けっこうな距離があったので
全くの運動不足ではなかったと思うが、
そこに加えて、会社の昼休みに25分間のウォーキングを始めた。
途中坂もあり、階段もあり、結構息切れしながらも
雨の日も傘を差し歩き、暑い日もとりあえず続けた。

そして小さなことも心がけようと、
血流が悪くなると良くないと知って、肩こり改善につとめた。
あとは、よく仕事でパソコンを使っているときなど
歯をくいしばっている癖があることに気づき、
それも意識的になくしていった。

嘘みたい、っていう言葉がぴったりなくらい、
みるみるうちに、耳鳴りが軽減されていった。

なんかもう、過程を書くほどでもないくらいに、
軽減されていって、気がついたときには消えた。

今でも昼休みの散歩は続けている。
仕事や勉強の関係で、寝る時間は遅くなりがちだけれど、
でも全く再発していない。

ストレスや疲れで若い人でもなることがあります、という言葉に
仕方がないかと、思うだけだったら今だに、耳鳴りに苦しんでいたような気もする。
分からないけれど。

有酸素運動、好きになりました。(笑)ありがと。


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