ニュースの「自称〇〇」を調べた
ニュース記事でよく見る「自称〇〇」が最近気になる。
犯人と思われる人が逮捕されたときに、住所名前職業が自称として報道されるアレだ。
それが自称?という驚きと、報道する新聞社の真面目な記事体、そのギャップを楽しめる。
もちろん当の本人は警察やメディアに聞かれたときに、「自称〇〇」とは言っておらず、ふつうに答えているだけだろう。それがまだ確定してなかったり裏付けがとれていないときに、メディアが誤情報とならないように「自称」を付けていると思われる。
以下ではエッジの利いた「自称〇〇」な最近のニュースをいくつかピックアップした。
自称ユーチューバー
時代を表すような自称だ。今から10年後に起こっている事件の犯人は何と言っているだろうか…
自称高校3年
高校3年ということすら今は信じてもらえない世の中だ。
自称住居不定、自称無職
全てが無。その人について何もわかっていない。年齢は断定しているので何かしら生年月日が載っているものは提出されたのだろう。生年月日は載っているけど住所は載っていない公的資料なんかあっただろうか... 年齢以外を全て「自称」で包んでいる記事だ。
自称レゲエミュージシャン
これはパンチがある。
自称元ワグネル傭兵
これもパンチがある。
自称タイ国籍
「どこに住んでいる?」「…」
「どこで働いている?」「…」
「お国は?」「タイです」
というやり取りがあったのだろうか…
自称新潟県燕市新生町在住で自称建築板金工
自称が二回も続く上、情報の粒度が高い。真面目か。
それよりも気になったのが、にいがた経済新聞のロゴや表記の「NIIKEI」がぱっと見日経の「NIKKEI」に似ていることだった。
自称堺市西区鳳北町4丁、無職
上の記事よりもさらに細かい住所を自称とする記事があった。
それよりも一体、どっちの季節に生まれたのだろうか…
自称セラピスト
自称セラピストは怪しさしかない。
自称サトシ・ナカモト
これが一番「自称」と報道することに当てはまる。
最後に、自称コンサルタント
「自称〇〇」と聞いたとき、ぼくの一番古い記憶は「自称コンサルタント」だ。
小さい頃に、犯人がコンサルタントと名乗った詐欺事件が横行していたのかもしれない。
自称と付けて報道するようになったのはいつからだろうか。もしかしたら、ある時点まではメディアは自称を付けて報道していなかったが、犯人の言うことを素直に信じていたら実際は全然違ったことがあって、誤情報だ!と視聴者から大目玉を食らった事件があったかもしれない。確かに犯人と思われる人の言うことを普通に信じる方が変ではある。
事件自体は悲しいがこれからも現れるであろう未知なる「自称〇〇」にはアンテナを張っておきたい。
小泉成文
大好きな横浜名物シウマイ弁当を食べる時、人生であと何回食べられるんだろう。。と考えます