庭先の青マンゴー(タイ滞在記③)
前回はこちら
バンコクでの日々が終わり、タイ滞在7日目。
この日は、朝から文化体験のワークショップに参加させてもらった。
タイのおばちゃんたちに身振り手振りで教わりながら、焼き物用の粘土を整形したり、藍染をしたり、お菓子を作ったりした。
ワークショップが一通り終わった後は、この留学プログラムを引率している日系企業の職員さんの後ろをついていって、付近を散策した。
少し歩いていると、自宅の庭先でマンゴーを獲っている近隣住民に遭遇した。当時の私はタイ語を全然知らなかったので何を喋っているのかよくわからなかったけれど、職員さんとなんだか楽しそうに会話を始めた。そして、マンゴーの実を2つくれた。
そういえば、私がタイ語を喋れるようになりたい!と思ったのはこのときかもしれない。
ワークショップの施設に持ち帰って、ナイフを借りて皮を剥く。
酸っぱくてかたいマンゴーは初めて食べた。美味しかった。
旅って、現地で出会った人に話しかけてみると何倍にも楽しくなるんだなあ、と強く感じた(当たり前だけど)。私は内気な性格なのでそういうことをあまりしてこなかったのだけれど、この体験を経てから、出かけた先で少しずついろんな人に話しかけられるようになった気がする。
この日の夕方、滞在先のゲストハウスの付近を一人で散歩していたら近所の家の番犬に襲われかけました。今回の滞在で一番怖い体験でした。
次回に続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?