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高島屋史料館TOKYO(東京都中央区・日本橋駅)

高島屋の本店は大阪でそちらにも史料館があるが、高島屋史料館TOKYOはその名の通り日本橋高島屋の本館にあるもの。日本橋店の建物は建築から90年を超える建物で重要文化財に指定されている。ちなみに重要文化財の見学ツアーも開催されているそうなので、建築に興味がある人は参加しても良いかもしれない。

こちらでは企画展として「まれびとと祝祭」として民俗学の観点から、祝祭(祭り)とまれびと(来訪神)の展示をおこなっている。民俗学の権威である折口信夫の提唱した「まれびと」が持つ病との関係性から、このパンデミック禍における姿勢を見直すという意味で各地の祝祭を写真で紹介している。これらの祝祭は東北地方や南方の島嶼を中心に21世紀を迎えた現代でも粛々と行われている。

岡本太郎もこの祝祭に注目していて、彼の作品にはこうしたまれびとをイメージさせる作品が多いというのも興味深い。
大阪本店の史料館に比べるとかなりコンパクトなスペースでの展示ではあるものの、その内容はかなり充実しており見応えはあるかもしれない。もちろんトイレはウォシュレット式。

資料館を見たらお買い物もよろしいですわよ


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