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キムチ博物館(東京都新宿区・四谷三丁目駅)

新宿区のミニ博物館は区の冊子などでも紹介されているのだけれど、それよりさらに小さな博物館を配布されている地図で発見し、興味を持って訪れたのがキムチ博物館。日本初のキムチ専門の博物館である。

妻家房というキムチ専門店の店舗の一角に博物館スペースを設けている。従来であれば買い物客が見学するという感じなのだろうか。おそらく博物館のみを目的に訪れる人は少ないかもしれないが、そこはそれ。こういう人間もいるのである。店舗の中の一角でありながら結構しっかりと紹介されている。キムチの歴史から始まり、かつてのキムチ製造のミニチュア展示なども充実している。キムチの製造に欠かせないキムチ甕や穴蔵なども展示されている。

ここから美味しさが生まれるんですね

韓国の厳しい寒さの中でビタミンを補うために発案されたのが野菜を塩漬けにして貯蔵する「沈菜(チムチュ)」から始まり、ティムチェ、チムチ、キムチと変化したものだと推定されている。朝鮮半島の八街道それぞれのキムチがあり、一般的にキムチといってもそれぞれの料理の用途で使われているキムチが異なるのも特徴。

それぞれの地域で全く違う

キムチ専門店なので当然ながら館内にはキムチの匂いが漂っていてめちゃくちゃお腹が空いてくる。馴染みある料理の歴史を学びながらキムチを思わず購入、なんていうのも粋である。トイレはなし。

購入意欲を掻き立てる展示である


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