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歌舞伎座ギャラリー(東京都中央区・東銀座駅)

日本の伝統芸能である歌舞伎。とは言いながら歌舞伎をリアルに観たことがある人がどれくらいいるだろう。正直なところ自分は一度しかない。そんな中で果たして歌舞伎を知ることができるのか、こちらの歌舞伎座ギャラリーでは初心者に向けた展示を行っている。

歌舞伎座の中にあるギャラリーだけれど、入場は地下からになる。地下には歌舞伎に関連したグッズや切符売り場である木挽町広場があり、お土産を買うにはもってこい。地下鉄の東銀座駅とも直結しているので人通りも多い。歌舞伎座ギャラリーはグッズ売り場の奥にあるエレベータを上った五階にある。

お土産物屋もあるよ

歌舞伎の楽しさをいろいろな角度から体験できることをコンセプトにしており、舞台で使用された大道具や小道具に触れることもできる。基本は有料ながら今回は会期の合間で無料で一部を解放。手塚治虫の漫画世界を歌舞伎に持ち寄った展示が目を引く。ブラックジャックや鉄腕アトムなどが歌舞伎として生まれ変わるという意欲的な作品である。

歌舞伎と手塚マンガ

五階には屋上庭園があり、出雲阿国をなぞらえた「阿国桜」や黙阿弥の石灯籠と蹲踞の像があるなど景観も抜群。そこから端にある朱塗りの階段「五右衛門階段」を降りると四階の回廊へ入れる。

屋上庭園もまた良い休憩所

四階の回廊では歴代の歌舞伎座俳優の舞台写真や、これまで何度も改修してきた歌舞伎座の模型などが展示されており、こちらも見応えが充分。普段なかなか訪れることのない歌舞伎座、観客でなければ入りづらいイメージがあるものの、これらは一般の見学をすることができるので、まずは歌舞伎のイロハを知ってみたい、という方におすすめ。外国人も多く見受けられる。トイレはウォシュレット式。

歌舞伎役者や歌舞伎座の変遷が紹介されている

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