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ときの忘れもの(東京都文京区・駒込駅)

特定の作家の作品を展示しているコマーシャルギャラリーの中でも個人的に興味深いギャラリーが駒込にあるギャラリーときの忘れもの。その詩的な名称もさることながら、取り扱っているアーティストに安藤忠雄磯崎新ル・コルビュジェといった建築家や細江英公奈良原一高などの写真家、難波田龍起草間彌生アンディ・ウォーホールなど一線級の作家を揃えている。

駒込通りと目白通りの交差点から降板の裏手にあるひっそりとした佇まいのビルがギャラリー。今回おとずれた際に開催していたのは関根伸夫の個展。石や木といった自然の素材、と人工物を単体、或いは組み合わせて作品として発表する「もの派」を代表するアーティストとして活動した関根伸夫。彼の学生時代に制作した油彩画などの初期作品を中心に展示し、彼が「もの派」として大成するまでに歩んできた道のりを知ることができる。

至る所に作品が展示されている

建物は3階建てで、2階から3階が吹き抜けになっており、天井からの採光も意図した洒落た造りとなっている。たまたまなのか、関係者が大挙として押しかけており、無関係な自分としてはちょっと隅に追いやられてしまう格好に。とはいえ、ギャラリーの方は訪れた見学者にお茶を提供してくれるなど心遣いが良く、安心して見られるところ。トイレはなし。

割とおしゃれな外観 好き


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