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自転車文化センター(東京都品川区・目黒駅)

世の中に自転車の文化を広く知ってもらうべく解説されている自転車文化センター。坂道の多い目黒駅からすぐ近くにあるというのも印象的。目黒駅から目黒通り沿いを白金台方面へ向かう途中にある。

展示室は二つある。目黒通り沿いにある展示室の方は1950年代にオートバイをイメージして作られたアメリカの自転車や、1970年代に流行したスーパーカーブームに則って自動車のようなシフトレバーをつけたギア付きの自転車などが展示されている他、自転車の交通標識、ヘルメットの紹介がある。また反射神経を試す試験機や自転車通行のシミュレータなどの体験展示もある。

なにこのめっちゃかっこいい機体

奥に入った場所にある展示室は資料室と一体型になっている。資料室ではぐるりと取り囲むような壁一面の本棚に自転車に関係する本がびっしりと入っており、希望者は閲覧可能。中央にある展示コーナーでは自転車の部品や、自転車の歴史が紹介されている。

自転車に関する資料が膨大

自転車が誕生したのは今から200年以上も前、ドイツのバーデンで森林局長をしていたカール・ドライスが前後二つの車輪にハンドルをつけて操縦する自転車を考案したのがスタートとされている。その後、フランスのミショーがペダルをつけた自転車を考案したり、チェーンによる後輪駆動やタイヤ、ブレーキの開発など多くの改良が重ねられた結果、現代に至っている。国内で自転車が見られるようになったのは明治時代に入ってから。戦争のツールとしても自転車は使われ、折り畳み自転車や銀輪部隊が考案されている。

軍用で使われた折り畳み自転車

トイレは個室ウォシュレット式。都内では他の交通機関より自転車の方が利便性が良い、なんていうエリアもありシェアサイクルも隆盛している昨今、ますます自転車ブームが来る予感にあふれている。

絵もあるよ

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