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ガスの科学館がすてなーに(東京都江東区・豊洲駅)

人間の生活に欠かせないライフラインである電気・水道・ガス。そのうちのガスに関するミュージアムが東京ガスの運営するガスの科学館がすてなーにである。小平にあるガスミュージアムとは同じ東京ガス主催ということもあって深い関連があり、ガスミュージアムが大人向けであるのに対してガスの科学館は子供でも楽しめる体験型展示が中心となったミュージアムとなっている。

入口から目に飛び込んでくるのはガス気球。2階まで吹き抜けになっているロビーを貫く大きさで迎えてくれる。まずは導入部となる炎の不思議ギャラリーへ入ると、マントルが木の実のように取り付けられたツリーがお出迎え。ガスの炎をより明るくするための道具であるマントルのことはすでに小平のガスミュージアムで履修済みなので感慨深い気持ちに。そのほかにもガスの習性を実際に炎を用いて説明している展示が並んでいる。展示室は炎が映えるように暗くなっていて、暗闇に浮かぶガスの炎がとても美しい。

マントルのツリー

隣には日本のガスの歴史についてを説明している歴史ギャラリーがある。こちらもガスミュージアムで履修済みで、給湯器やガスコンロなど、ガスミュージアム内で展示されていた数々の製品が一部ここでも見られる。日本のガス事業にとって欠かせない渋沢栄一についても紹介されている。

歴史ギャラリーでガスを学ぼう

メインの科学館となる展示室エリアは子供向けの展示が多い。そのタイトル通りガスって何? をテーマに一つ一つを説明していて、ガスの流動性やガスが何からできているものなのか、などをわかりやすく紹介している。その展示形態から予想されるように親子連れが多い。というより自分を除いて全て親子連れで肩身が狭い。1階の中心となるテーマはエネルギーと防災について。また展示室の中央にはエナジースタジオとして時間によってはセミナーを開いている。

親子連れが結構いる科学館ライクな展示

エナジースタジオも2階まで吹き抜けとなっており、続く2階でも同じように体験型の展示が並ぶ。こちらの主なテーマは環境・食と暮らし・社会で、SDGsや食育コーナー、それに未来のエコタウンを紹介するなどスムーズに学べるような展示が多い。1階2階ともにスタッフの方が常に配されていて遊び方の説舞もしてくれるので抵抗なく楽しむことができる。

なんだこいつの可愛さは

特筆したいのは芝生の緑地となっている屋上で豊洲エリアが一望できるほか、地球の丸さを体感できる、という触れ込みの特徴的な造りになっている。屋上を形成している緩い傾斜はまるで地上から屋上までスロープになっているかのような感覚に陥る。トイレは意外にもウォシュレット式ではなくて洋式。

屋上がワクワクする 駆け降りたら下まで転がり落ちそうで危ねえ


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