つまみかんざし博物館(東京都新宿区・高田馬場駅)
新宿区のちいさな博物館の一つであるつまみかんざし博物館。主に女性の髪を留めるための装飾具であったかんざしを金属ではなく絹の切れを使ってピンセットでつまんで細工を行うことで飾るという工芸品を紹介している。
江戸時代より続いているつまみかんざしの文化。しかしながら今はその職人も少なくなり世界で十五人くらいしかいないのだという。こちらの博物館はそのうちの一人である石田毅司氏の邸宅を開放しているかたちで、邸宅の玄関の一角が展示室となっている。希望者には教室も開催しており、体験者が結構いることが窺える。
高田馬場駅南口から線路沿いに歩いて坂道を上って行くと見えてくる看板。博物館はビルの上階にありエレベータでも上がれるものの、階段で上がると壁につまみかんざしの歴史が紹介されているため、階段で一段一段を踏みしめながら訪問するのがベストかもしれない。今回は特に体験教室は参加しなかったので玄関の展示スペースのみを見学して終了したものの、機会があれば体験してみるのも良いかもしれない。不器用だけど。
玄関前しか観ていないのでトイレはなし。とはいえ一般的な住居を解放しているので体験教室に参加すれば普通に使用できるはず。
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