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沼津港深海水族館(静岡県沼津市・沼津駅)

沼津みなと新鮮館〜のテーマソングで広く知られている沼津港。浅瀬から深海まで幅広く網羅していることに裏付けられる豊富な漁獲量を誇り、大型水門びゅうおに守られた港には多くの海産物を扱う店や飲食店が軒を連ねる。その一角にあるのが沼津港深海水族館、通称シーラカンス・ミュージアムである。沼津港への来客者が訪れる場所の一つであり見学者も多い。

結構な人で賑わっている

一般的な水族館に比べると割とコンパクトなサイズ感のある水族館であるものの、その限られた広さの中で非常に丁寧に導線が作られており、見た目の印象よりも広く感じられるのが特徴的。深海生物をメインとしていることから館内が全体的に深い青で照明も抑えており、1階は深海のトンネルの中を進みながら壁沿いにある水槽を見て行く形での展示方法となっている。アブラボウズやハナミノカサゴなど沼津沖に生息する生物を中心にした展示となっており、キンメダイの発色を活かした暗闇の部屋や深海生物をメインに扱っている。

薄暗い館内は雰囲気が充分
小さな水槽から
割と大きめな水槽まである

2階はまずシーラカンスについて。沼津の深海で発見されたシーラカンスの冷凍保存がされていることから「シーラカンス・ミュージアム」の名称も持っている。また沼津港ならではの飲食店の紹介も魚と一緒に展示されているのがなんともシュールな光景。順路を進むとメインとなるシーラカンスの冷凍保存や、引き続き深海生物の展示。またメガマウスやリュウグウノツカイも紹介されている。

チンアナゴのポーズ、さあご一緒に
シーラカンスのアップ
これはもはやシュールでしかない
凍りついたシーラカンス
ダイオウグソクムシもいますよ

トイレはウォシュレット式。1階に比べて2階の展示が広く、意外なボリュームがあることを感じさせるミュージアムである。合わせて沼津港で魚料理を楽しんでおきたいところ。水族館というのはなんとも食欲をそそる展示が多いので、空腹時に訪れるととんでもないことになる。個人的に。

魚の顔は正面から見ると割とエグい


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