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虎ノ門ヒルズTOKYO NODE(東京都港区・虎ノ門ヒルズ駅/ティファニーワンダー展)

虎ノ門ヒルズにはTOKYO NODEというイベントスペースがあり、その中のGallery A/B/Cでは会期ごとに様々な展示会を開催している。企画展のためのギャラリーといったところかもしれない。今回のイベントは宝飾品として世界的なブランドであるティファニーによる展示会であるティファニーワンダーを開催。

まずGallery A/B/Cへの行き方について。虎ノ門ヒルズのステーションタワーからシャトルエレベータで7階まで上がる(8階まで行けるエレベータもある)。7階はオフィスなどのエントランスも兼ねたスカイロビーとなっており、そこからエスカレータ等で8階へ。8階には45階まで直通のエレベータが並んでいて、そこから一気に45階へ。ぶっちゃけ案内板とかにも特に案内がされているわけではないので行き方に少し手間がかかる。

7階のスカイロビー ここから8階へ行きエレベータで45階へ
8階から直通のエレベータが出ている
45階 窓からはスカイツリーも見えるよ

45階は展望フロアも兼ねていてレストランもある。窓からは遠くスカイツリーまで見渡せる。ロビーではまずティファニーの象徴的なデザインであるバードオンアロックがお出迎え。全身を宝飾品で構成している巨大な鳥は非常に迫力があり見栄えがする。展示室の前で受付を済ませていざ入場すると、まずは展示室Aから。三面に区切られたドーム状のスクリーンでだいたい5分から10分くらいのティファニーの歴史や思想を紹介している映像が流れる。すでにこの時点でテンションが爆上がり。

展示室Aのドーム やべ動画しか撮ってねえや

実物の展示は展示室Bへと続く回廊から。1837年の創業以来、187年に渡る職人技と創造性の歴史を築いてきたティファニー。そのティファニーを象徴する数々の作品が紹介される。チャールス・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングによって文房具と服飾品の店を開店したことからその歴史はスタートする。

最初期に作られたペンダントやブローチ
ネックレスも豊富に取り揃えております

ブルー・ブックとブルー・ボックスから始まった宝飾品を積極的に海外へと売り出そうとした姿勢もさることながら、その飽くなきデザインの追求に圧倒される。日本におけるティファニーの1号店が三越に誕生したのは1972年のこと。その後、日本の影響を受けたエルサ・ペレッティがデザイナーに就任すると、日本の職人たちの協力を得て漆と絹を取り入れたデザインが生み出された。

三越の広告なんかも展示
本拠地はニューヨーク
カエルのブローチは愛らしい

展示室Bはメインとなるティファニーのこれまでの作品がガラスケースで点在する。見学の順番は特にないため、とにかく人混みを避けて(かなりの見学者がいる)空いているケースを堪能する、という方法に切り替え。割と隙間が発生するのでタイミングを間違えなければ独占してケース内の作品を見学できたりする。代表的なバードオンアロックブローチもここで紹介される。

バードオンアロックブローチがずらりと勢揃い
ライターや小箱、バッグなどもあります
トンボも綺麗

実際に店舗で販売しているショーケースを再現した展示も魅力的。さらにティファニーといえば『ティファニーで朝食を』に代表されるように、映像作品の中で多くのティファニー製品が使われているため、シアターよろしく映画館の椅子に座りながら周囲の映像を眺める、なんていう試みもある。

これとか
これとか
こんなショーケース もはやアート作品
中央の椅子に座って回転しながら鑑賞する部屋 いろんな映画の映像が流れる

最後の展示室Cでは、アール・ヌーヴォの有機的なフォルムからベル・エポックのエレガントなデザイン、アール・デコの幾何学的なデザインや現代アートに至るまでの表現を網羅しているダイヤモンドのデザイン、いわゆる「ダイヤモンド・キング」としての特徴に特化した展示と共に、代表作とも言える128.54カラットの「ザ・ティファニー・ダイヤモンド」が日本初公開。とにかくどこをとってもデザインの美しさに惚れ惚れする展示である。トイレはウォシュレット式。

ダイヤモンドキングの真髄が見える
ザ・ティファニー・ダイヤモンド ここに来たならこれを見なくちゃ

・art cruise gallery(東京都港区・虎ノ門ヒルズ駅)
虎ノ門ヒルズの中にあるart cruise galleryではFASHION Faux PARRと題して、イギリスの写真家Martin Parrの作品を展示。ファッション誌を中心にフォトグラファーとして展開している実績に裏付けされた作品を紹介している。

art cruise gallery 隠れがちな名スポット

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