見出し画像

今日は討ち入り(赤穂義士の)当日です

サントリー美術館でやっていた元禄時代(江戸時代中期ね)に活躍した絵師、英一蝶の展覧会を秋頃観に行って、誹諧師(俳句メインの文学者というイメージですかね)宝井其角とのマブダチエピソードに会場で泣いた(本当にブワッて涙が出た)僕です、こんばんは。


それでこれまではあんまり気にしていなかった英一蝶についても勉強したいなーと思ってはいるんですが、
今日の本題はそこではない。

(でも見出し画像は英一蝶展のポスター)
(サントリー美術館さんの展示めっちゃよかった)
(ポスターもおしゃれだった)


12月14日ですね
討ち入りですね


いやーーー新宿末廣亭の伯山芝居はさぞやもりあがったでしょうなーーー!
行きたかったー!!
チケット取れなかったーーー!!
とはいえ並ぶ時間持てなかったーーー!!


という、
叫び。
ちょっと気が済みました。


討ち入り、と言ってもピンと来ない世代も多いでしょうか。
少なくとも職場では毎年僕が討ち入り討ち入りと騒いでいても誰からも相手にされません。

詳しくは赤穂事件のWikipediaでもご覧いただきたい。


要はすごく簡単に言うと、
吉良上野介(きらこうずけのすけ)という人と
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)という人が揉めました。
普通は喧嘩両成敗なのに、なぜか浅野内匠頭だけが切腹をすることになりました。
片方の罰則だけやたら厳しいよね平等じゃないよねと、理不尽(かどうかは諸説ありますが)に主君が切腹させられた(ってだけでは済まないいろんなことが起きてるんですが)ことに、浅野内匠頭が治めていた赤穂藩の47人の家来たちが怒りました。
47人は揉めた相手方の吉良上野介の家に乗り込んで敵討ちをしました、
という話です。

この揉めたところから敵討ちするまでの全体を「赤穂事件(あこうじけん)」。
物語的に呼べば「忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」という名称が有名でしょうか。

47人の家来のことは、
四十七士、赤穂浪士、
あるいは敬意を払って赤穂義士と呼ぶわけですね。

この赤穂義士たちが吉良邸に討ち入ったのが、
元禄15年12月14日。

つまり、今日。


講談という日本の伝統芸能がありますが、
(あの張り扇をパンパンやりながら物語を読むやつです)
赤穂義士にまつわる講談はとても多い。

なので、ここ数年この12月14日が入る時期、
新宿にある寄席末廣亭さんでは、
講談師の神田伯山先生をトリ(寄席の最後に出る主役のことね)にして、必ず赤穂義士にまつわる話を読んでくれるんです、よ。

臨場感があってとても良いので、
すごく行きたい……
でも行けなかった今年……。

でも今日は討ち入りだったね、って言いたかった。
末廣亭にいれば、今日討ち入りだねって気持ちの人がそこにいっぱいいるんだ。
だからそこにいたかったんだけれども、今年は残念ながらいられなかったので、こうしてnoteで訴えかけるという、
それだけの記事です。

末廣亭の賑わいと盛り上がり具合は、神田伯山先生の公式YouTubeチャンネル伯山ティービィーをぜひご覧ください。相変わらず編集が早いそしてかっこいい。


ちなみに今日の記事の見出しが英一蝶展のポスターなのは、

今日討ち入りだね→
義士伝(赤穂義士についての講談の総称)だ→
「大高源吾」(赤穂義士の一人かつそういう講談がある)だ→
宝井其角(義士伝の大高源吾の中に出てくる)だ→
マブダチの英一蝶でも見出し画像にしておくか

という思考の流れです。


赤穂義士のお墓は品川の泉岳寺にあるんですが、
僕の最推しこと吉田松陰も大変赤穂義士には思い入れがある人で、お墓参りとかにも行ってるんですよね、吉田松陰が。(それって推し活じゃん)

同じ江戸時代とはいえ江戸時代とっても長いので、江戸中期と幕末の間には150年くらいの間があります。
討ち入りのあった元禄15年は1702年、
吉田松陰の没年安政6年は1859年。

松陰さんにとっても過去の歴史的な事件扱いだったでしょうが、
吉田松陰はそもそも山鹿流兵学という学問の学者になるようにわざわざ養子に出されて育ってるんですね。
そして四十七士が討ち入りを実行するにあたって採用したのも山鹿流兵学、とそこに繋がりがあるわけです。

だからってわけでもないんだけど、四十七士の話は好きなんだよな。
(好きになったのは吉田松陰より義士のほうが先)

昔は冬になると忠臣蔵系のドラマやってたものですが。
また時代劇でやってくれないかなー。
それはさておき来年こそ行きたいなー。

その前に泉岳寺にも推しアクスタを連れて行くか。

イルミネーションとか見せてる場合ではなかった

そういえば英一蝶展やったサントリー美術館のある東京ミッドタウン、
あそこも吉田松陰絡みの史跡跡地ですね。
その話はまた今度整理してゆっくり話そうね。

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