マッキンゼーのレポート/オンラインMTGの工夫と可能性
緊急事態宣言も無事に解除されて!
いよいよ、「では、実際にどう事業の舵を切っていくのか?」という動きが世の中で加速されていくのかな・・
ところで、マッキンゼーのレポートがすごかった
「コロナだーーー!ぎゃーーー!思っていたより感染力も死者も大変だーーー!」となり始めた、3月26日。
マッキンゼーがあっという間に「COVID-19危機による経済的打撃のシナリオ」なるものを出していて、これをチームのゆかりちゃんに翻訳してもらって、みんなで読み込みました。(ゆかりちゃん、ありがとう!)
※レポートについては、どんどん新しいものが更新されているので、こちらのサイトを参考にされたし。
本日(5/25)の時点で、最新版は、5/6に出されたもので、ここからPDF閲覧できます!
なんでも、経済の打撃は、第二次世界大戦以来の最大の影響となりそうで、
アメリカのGDPは、−8〜13%が予想されるとのこと。(これは、3/26と5/6とほぼ同じ数字)
ここから脱するために、従業員、顧客、パートナー間で、
「リモート」という状況下、どんな働き方の仕組みやチームを整えていくべきか、実際的な取り組み例を、細かく示唆してる。
従業員の取り組みでいえば、
・リモートでリードするための新しいルール:明確に定義された成果。マルチチャネルのチームコミュニケーション、明確なマイルストーン。または 決定点、透明性
といったことであったり、
・適切なコラボレーションプロセスへの投資:共同ホワイトボード、ポーリング、ドキュメント共有、チャネルベースのコミュニケーションの積極的な活用
・思いやりのある文化:「常に備える」プロフェッショナリズム、インフォーマルな社交(バーチャルな「井戸端会議」チャット)、信憑性などの在宅ワークの現実を受け入れる。
などであります。
オンラインミーティングの可能性と、具体的な工夫
「コロナ禍の生産性」に多くのページ数を割いているマッキンゼーのレポートだけど、昨日綴った、「オープネス」という組織戦略にも重なる部分があり、潮流は、やっぱりこちらなのかな、と感じる。
少子高齢で、労働者人口が減っている中、
コロナ前から女性の活躍やリタイア年齢の引き上げなどは、常々言われていたことで、家で仕事ができる状況をチーム全体が受け入れて整えれば、
可能性がひらけるように思う。
(そもそも、私は家で仕事するのが好き)
そうそう、ナムフォトチームでも、リモートMTG全開なわけですが、
「リモートMTGって、何かに似ているんだよなぁ・・・」と思っていたところ、
「あぁ!アレか!」
と思い当たりました。
「ワークショップ」と、行程がそっくりなんです。
開催前に、
・MTGの目的
・何をどの手順で、どんな風に話し合うか
・話し合うのに、どれくらい時間がかかりそうか
・話し合う事前準備として、何が必要か
これをちゃんと考えてアジェンダ化して、オンラインで時間通りにスタート。
改めてみんなで「今日の目的」を確認したり、
必要そうであればアイスブレイク入れたり、全員が一言くらい発してから会議スタート。
逆に、さっさと話そうぜ、なムードだったら、さっさと進めちゃう。
MTG中に黙ったり、シンキングモードに入ってる人がいれば、
「どう思う?」
「現時点での、意見は?」
「何で、考え込んでいるの?」
などと、きちんと言葉にしたり、相手に具体的にマイクを向けたりして。
あとは、オフラインのMTGよりも頻繁に
「他、何か気になることは?」
ってワードを発している気がします。
そもそも、気持ちを画面越しのメンバーへきちんと向けたいのです。
「ワークショップ」って、初参加の人同士で
インタラクティブ性を担保して、共同体験をとおして学びあったり、お互いに気づきあったりすることで、
短時間で最大限に"コレ"を引き起こすために、
事前にシナリオ考えて準備して臨むし、
すごく「聞く」「耳を傾ける」ことにみんな注力しましょっていうのがお約束なんだけど、
ふだんのMTGもこれくらいちゃんと取り組むと、すごく効果的なんだなって、学びました、、、、
ちなみに、「オンラインでワークショップ開催」も全然可能でした。
本当だったら、大きな模造紙用意して、みんな付箋とペンを持って顔付き合わせて取り組むような内容だったけど、
付箋は使えないから、グーグルシートで、参加者別にシートを用意して、
意見の書き出しタイムは、厳密にタイマーではかって、
「ピピッピピッピピッ」って、タイマーが鳴ったら、意見のシェアタイム。
一枚のシートにみんなの意見を貼り付けて、「統合版」を作成。
・・・みたいにしたら、ワークショップと同じような思考の遍歴を辿って、
すごくいい成果が出たなぁと!大満足!
オンラインだー、リモートだー、オフラインだーーー
ってのは、枝葉の話で、
「MTGのあり方」として真正面から向き合ったときに、まだまだハックできそうなことが山ほどありそ〜だな〜。
ただし、ちゃんと取り組むのは骨が折れるのだよな〜。いやいや、折り甲斐もあるでしょ〜!ポキっとな!
・・・みたいな、ひとりごとが止まりません。
実は、MTGに関する考え方については、Googleの本を読みながら、
「はーーーーー!」「できてねーーーー!」「Googleすごーーーー!」っと、背筋を伸びるような気持ちになったことがあったのだけど、次回は、そんな学びもシェアリングしようかなと思います。
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