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なぜ、ナムグルで、ヨジャグルじゃないのか

 ジャニヲタ時代から含めて、なぜかメンズアイドルグループばかりにはまり女性アイドルにははまらない。K-Popでもそれは同じで、K-Popアイドル好きの同僚はヨジャグルも大好きなのに、はまらない。例外はあった。小学生の時のSPEEDや初期のモー娘。には憧れたし、好きだった。

 「初期モー娘。は好きだけどAKBは好きじゃない」ここにすべての答えが詰まっている。理由は簡単、「友達になりたくないタイプの演出」なんだと思う。

 「女の子は少しおバカがいい」とか言ってる女と友達になれないし、そんな媚びる考え方が本当に嫌いなんだと思うけど、Kポのヨジャドルの演出は「媚びる」「ぶりっこ」「愛嬌をふりまく」が本当に多く見える。それがどうもはまらないのだと思う。喋り方、発言内容、歌の演出。友達になりたいと思う人には尊敬できるところやかっこいいところ、憧れるところがあるけど、こうしたアイドルの「媚びる」演出が何かアレルギー反応的に苦手なのは、それが実際の社会で力を得ていることを実感していたからだろう。
 可愛げで乗り切れる場面は多いけど、それができるのは可愛い人だけな理不尽さ。

 もちろん、先入観というものであって、密着カメラの中でめちゃくちゃ努力するヨジャドルの姿はかっこよさそのものだ。だから食わず嫌いなだけなのだとも思う。実際、ITZYやBLACK PINKのようなガールクラッシュと呼ばれるグループはちょっとはまりそうになっている。

 で、なぜナムドルなのか、これが自分では明確ではない。しかも、男性1名に対してはまるのではなく、「グループで」「わちゃわちゃしている」「仲良さそう」「楽しそう」そうした中で各人のキャラクターが見えてくるときにすぐはまるのだ。日本韓国関係なく、男性アイドルにはまる友人のほとんどがこの「わちゃわちゃ」が「かわいい」と発言しているので、共感を得られる一般的な感覚だと思う。ちなみに、別にBLは好きではない。

 推測するに(ほんとに何の根拠もないけど)、男性の友人関係に憧れるのではないか。多分、さっぱりした女性の友人関係を見てもはまるんだと思うけど、ちょっと違うのは、女性の方は自分も入ることができる関係性だけど、男性の方はもし異性の自分が入ったら成立しない関係である(もちろん、本当に自分が入ったらではなくて、一般的に男性集団の中に女性が入ったら、という仮定の上でである)。男性にしろ女性にしろ、異性がいると行動が変わる人は必ずいるので、まったく同じようにはいかないのである。

 それで、本当に楽しそうにしているメンバーの関係性と、ものすごく忙しいスケジュールをこなしながらパフォーマンスをしてくれる彼らの人間性に興味を持ち、見ずにはいられないんじゃないか…などと思う。しかもそのキャラクターは「あーこういう子いたよね!○○みたいだな」とか性格が身近な子と共通したりするので、勝手に親近感を感じていく。

 そういう意味で行くと本当にKポ界は見せ方がうまい。ファンが何にはまるかをよくわかっていると思う。でなければあんなにビハインドコンテンツを無料で供給なんてしない。あれが一番の布教手段として効果的だと思う。ジャニーズは制限することで枯渇感を煽りそれが功を奏してきた部分もあったかもしれないけど、新規に対する壁の低さが今のK-POPの成功をもたらしたんじゃないだろうか。

 バンタンで沼入りした年末、公式コンテンツもファンメイドのコンテンツも愛にあふれていて、落ちないわけがなかった。やっと同じに見えていた顔が全く違って見えて、ハードなパフォーマンスをする彼らのキャラクターが魅力的過ぎてたまらなかった。
 やっとK-POP受け入れ態勢になって友人が長く好きなSHINeeを見始めたら、日本語がうますぎて、そして好きな人たちが自分の母語を喋ってくれるのがこんなにうれしいのか!とびっくりした。ますます韓国語を頑張ろうと思った。
 もともと好きだった韓国ドラマでドギョンスにはまり、テミンちゃんからSuperMを知り、EXOを見た。面白すぎた。
 SuperM経由でNCTを知り、日本人の子がいることを知って調べ始めた。イリチル、また面白すぎてはまらないはずがなかった…←イマココ

 ぼーっとそんなことを考えながら歩いて家に帰ると、気づけばYouTubeで配信されたコンテンツを見てしまうのだから世話ない。


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