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感謝することの意味

「株式会社 平和園」代表取締役社長、新田隆教(にった たかのり)さんを
ご存知でしょうか。

新田社長は、難病を経験され、ほとんど目が見えない状況で、社長業を
されています。
http://www.heiwaen.co.jp/

新田社長の言葉が、とても素晴らしいものでしたので紹介します。

「自分が不完全な人間であることを受け入れれば、その愁いが感謝に変わる。人の力を借りなければ、愁いは愁いのまま終わる。愁いは感謝によって光になる」


仕事をすすめる上で、自分1人でどんなに頑張っても、それは自分1人の能力の上限を超えることはできず、結果が出せる範囲は限られてしまいます。

より大きな成果をだそうとするならば、周りを巻き込み、メンバーの自分とは違う能力を活かしていくことが必要です。

そのときに大切なのは、自分自身を不完全な人間だと自覚して、能力の限界があることを素直に認めることです。

自分を「なんでもできる完全な存在」と思い込んでいると、周りの人が
なすことに対して、「なんで自分と同じようにできないんだ」という
不満がたまり、批判ばかりするようになってしまいます。

そんなスタンスでは、周りの人はモチベーションもって動いてくれるのでしょうか?
きっと、自分が考える想定範囲内のものしか生み出せず、関わる誰も満足感を得られず終わってしまうのではないでしょうか。

自分が1人でできないところを素直に認め、協力してくれる周りへの感謝の念をもつことで、周りの人もやる気をもって動いてくれるようになるはず。

生前、父からはいつも「感謝の心をもちなさい」と言われ続けていました。
でも、若い頃はまったく実感が伴わず、やり過ごしていました。
就職して働いて、たくさんの失敗を経験したことで、ようやくその言葉の重さ、大切さを身にしみてきました。

利他の心で感謝することは、他者へのためということだけでなく、ひいては
自分のためになるということを肝に銘じながら、前に進んでいきたいと日々
感じています。

その意味で、「自分が不完全な人間であることを受け入れれば、その愁いが感謝に変わる。
人の力を借りなければ、愁いは愁いのまま終わる。愁いは感謝によって光になる」という言葉に、深い共感を覚えました。

こうしたスタンスを共有できる方々と、関わりながら成果を生み出していきたいです。

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