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繊細な心への向き合い方

生まれつき非常に繊細で敏感な人は、HSP(Highly Sensitive Person)なのかもしれません。
HSPとは、アメリカの心理学者エイレン・アーロン博士によって名付けられ、人口の15~20%が該当すると言われています。

HSPには、以下のような特徴があるといわれています。

① 物事の考え方が深い:Depth of processing
  物事を深く考えるため、行動するまでに時間がかかります。1を聞いて、10を想像して考えられる思考力を持ち、調べ物をする際も深く掘り下げることができます。

② 刺激に敏感である:Overstimulated
人の大勢集まるような場所が苦手。友人と過ごす時間が楽しいものの、気疲れしやすい。人に言われた些細な一言を、いつまでも気にしてしまうこともあります。

③ 共感しやすい:Emotional reactivity and high Empathy
  人の気持ちに流されやすく、共感力が高い。ニュースや映画なども感情移入しやすく、人が怒られていると自分も怒られているように感じ、気分が落ち込んだり、傷ついたりする。
  仕草、目線、声色などにも敏感で、相手の機嫌や気分、気持ちの変化に気がつきやすい。

④ 感覚が鋭い:Sensitivity to Subtleties
  些細な生活音が気になってしまうなど、あらゆる感覚が鋭いため、集中したい時に気が散ってしまうことがあります。


HSPに該当する場合は、日常生活に生きづらさを感じてしまうことがあるでしょう。

ただ、HSPに該当すること自体に不安を感じて、無理に治そうとするのはやめてください。
自分だけが異常ではなかったという安心感を得た上で、自分の特徴を受け入れてそれをプラスに転じること。自分にあった対処法をとることに意識をむけてください。

有効な対処法としては以下のようなものが挙げられます。

・マルチタスクでなく、シングルタスクに集中する
・周りの人に上手に頼る
・苦手な人と距離をとる
・一人の時間を大切にする
・HSPであることを周りに伝える
・自分に合うことを探して行う
・頑張りすぎないようにする

より詳しく知りたい方には、自分自身もHSPである著者が執筆した『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』が、わかりやすくまとめられていてオススメです。


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