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小説:コトリの薬草珈琲店

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植物の言葉が分かる主人公・琴音が、時間の荒波の中で見出した“幸せ”とは?奈良の小さな薬草珈琲店で描かれる現代ファンタジー。奈良・歴史・薬草・コーヒーがお好きな方々に届けたい物語。
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2024年6月の記事一覧

小説:コトリの薬草珈琲店 2-3

 バイトの佳奈と佳奈ママが準備を進めておいてくれたお陰で、なんとか11時の開店に間に合っ…

小説:コトリの薬草珈琲店 2-2

 洞川温泉街(どろがわおんせんがい)は、大峰山をはじめとした山岳で修験者が修業を行うため…

小説:コトリの薬草珈琲店 2-1

2章 奥大和のクロモジ  琴音の薬草珈琲店で使う薬草のほとんどは、農家から直接、もしくは間…

小説:コトリの薬草珈琲店 1-3

 実は、琴音にはちょっとした秘密がある。いや、特に隠していないから秘密ではないのだけど、…

小説:コトリの薬草珈琲店 1-2

 乾燥したクロモジの葉1.0gと中煎りのコーヒー豆15gをミルに入れ、重ねたカバーの上から力を…

小説:コトリの薬草珈琲店 1-1

 夜、幾千の灯が輝く光景を目の当たりにしたとき、人は何を感じるのだろうか。美しいとため息…