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フィリピン研修2023春(6)ー農園にて

孤児院の農園がとても素敵だったので、写真を中心に記録・記憶にとどめておきたいと思います。

先回書いたように、この孤児院は広々とした敷地に、木々が生い茂り、施設長の牧師様の指示のもと、子どもたちか野菜づくりや豚、鶏の世話をしています。

農作業を通じて、孤児たちは、作物生産の大変さや収穫物への感謝の気持ちだけでなく、共に働き何かを生み出す協同労働の大切さを学んでいます。

ここでとれた野菜は日々の食事の一部となっています。別の場所では米作も行っているそうです(これは孤児たちではなく委託経営)。これ以外に、現在使われていませんが、養殖池もあります。また、現在耕作をしていない土地もあります。

以上から得られる収穫量は、現在は定期的に市場に出荷するほどではありませんが、養鶏、養豚に加え、未利用地の耕作も再開するなら、市場に出荷することが可能かもしれません(そのためには若干の機械化も必要)。

なお、学生たちは、孤児の指導のもと、農園で水やりの仕方も学びました。これも「ふれあい」の一部ということができます。農業を専攻している学生もいるため、大変勉強になりました。

写真 広々とした敷地に、生い茂る木々、草花

ブーゲンビリア
マンゴ樹林
ココナッツの木-ココナッツの幹は木材に、葉はや屋根に、実の中には「水」が、
白い胚乳の部分は絞って油に、石けんの材料に、乾燥してお菓子に混ぜたり。
いったん成熟するとほぼ世話いらずの、全く無駄のない果樹です。
足元にココナッツの殻が。殻は燃料になる。
カラマンシー、日本のスダチのような果樹-フィリピン料理に必須の食材
カシューナッツがありました
指の先にあるのはアボカド      ©2023 Action
アボガド

写真 よく整備された農園

ゴーヤです
トマト?
オクラ
未利用地(耕作休止地)

写真 水は井戸で汲み、手で運び、散水

空き缶に穴をあけジョーロに
水は手で運ぶ。今日は楽しそうにやっていますが、
いつもはこれを孤児たちだけでやっています。
                                                     ©2023 Action
                                                          ©2023 Action
散水のやり方を学びます                         ©2023 Action
おまけ―この子は住み込みのスタッフの子ども。孤児ではありません

写真 子どもたちか野菜づくりや豚、鶏の世話をしています。

鶏糞です-これが肥料なので、ほぼ有機農業です。
豚舎-子どもたちが交代で世話をしています。
中がとても清潔だったのに感銘を受けました。
                                                               ©2023 Action
子豚がうまれました

(注) 写真の出典は、明示的に©で示していないところは、全て©2023 Aratame撮影の写真です。
                           (続く)
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