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ゴーヤの花

小さな家庭菜園のゴーヤに、初めての花が咲いた。数日前は花がもっと開いていたのだけれど、今は萎んでしまった。花の根元には小さなゴーヤがついていた。もう一丁前にゴーヤ特有の凹凸があって、これから大きくなるのが楽しみになった。
僕が初めてゴーヤを見たのは、祖父がやっていた市民農園の片隅だった。蔦からぶら下がるゴーヤを見つけて僕が興味を惹かれていると、祖父が苦瓜だと教えてくれた。苦瓜というのだから大層苦いものなのだろう、果たして食用なのだろうか、などと思いを巡らした。当時はゴーヤという呼び名は関東では一般的ではなかったし、八百屋にも並んでいなかったと思う。

自生したゴーヤ(仮)

少し前、畑の草むしりをしていた時に、雑草とは趣の異なる植物があったので抜かずに置いておいた。今日見たら、特徴的な形状の本葉と小さな蔓が出ている。前年度に取り残したゴーヤの種から芽生えたのだと思う。よくみたら他にも2−3ヶ所、小さなゴーヤ(仮)が育っている。周りに絡みつく支柱はないけれど、引っこ抜くのが心苦しいから、このまま放っておこうと思う。

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