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新潟県産小麦を普及させたいんじゃあ!

そいえば、タイヤ交換してないじゃんと気が付き、ようやくタイヤ交換を終えた亀山です。

今日のテーマは新潟県産小麦。

昔は当たり前のように栽培されていた小麦ですが、一旦はほぼゼロに。今は少しずつ増えてきました。

新潟のお米は揺るぎないトップブランドです。では、そんな新潟県でなぜ小麦なのか。そこら辺からお話させてください。

新潟でなぜ小麦?

みなさん、ここ1週間で食べたものを思い出してみてください。コロナの影響で外食が減っていると思いますが、毎食ごはんを食べているという人ってほとんどいないのではないでしょうか?

ラーメン、パスタ、うどん、パン、ピザ、なんかも食べて生活していませんか?私もそうです。家でマルちゃん正麺をめちゃくちゃ食ってます。

当たり前のように、私達はごはん以外に小麦を原料とする食事を摂っています。特に主食に小麦粉製品を食べていますよね。

では、その小麦はどこで作られたものですか?

新潟?北海道?アメリカ?オーストラリア?

おそらく殆どが海外のものだと思います。

なぜなら、日本で消費されている小麦の殆どは海外からの輸入に頼っているからです。

国内で消費されている食品がどれだけ国産でまかななえているかを示した「食料自給率」。お米では自給率が97%なのに、小麦は12%しかありません。(農林水産省のデータ)

これって、数字だけ見たら危なくないですか?もし、今回のコロナのような感染症や自然災害などで、海外からの輸入がストップしたら、日本に小麦は入ってこないってことですよね。

それに、海外から運んでくる小麦は船で運んでくるので、虫がつかないようにしたり、カビが生えないようにするために農薬や防カビ剤を使っているケースもあります。

穀物なので、何日も放置すればそりゃ虫がわきますよね。何もせずに日本にもってくるのはできないようです。

もちろん、厳しいチェックをしていて、人体に影響が無いレベルのものしか私たちの口には入っていないと思いますが、わざわざ、リスクを取ってまで海外から輸入するより、国内で、もっと言えば県内で生産すればいいんじゃね?というのが私の考えです。

食品原料の問屋で外国産の小麦をガンガン売っていた私ですが、今では地域のことを考えると、地元で小麦製品を食べたいというニーズがあるのであれば、小麦をつくって供給できるようになればいいじゃん!って思っています。

そこには超えなきゃいけない高い壁がいっぱいありますが、理屈的には共感してもらえるのではないでしょうか?

「アメリカ産のコシヒカリです!」って言われて、買う人は新潟には少ないと思いますが、「アメリカで採れた小麦」をバクバク食っている人はいっぱいいるんです。

それに、国内で見れば人口はどんどん減っています。新潟県も年間2万にペースで減ってます(ヤバない?)

そういう状況の中で、これ以上お米を作ったところで売れるでしょうか?97%が国産でまかなわれているお米をこれ以上作るんだったら、12%しか国産じゃない小麦の生産を増やして、それを商売として広げられたほうが、日本としては健全なのではないでしょうか?

普及って具体的には?

新潟県産小麦は、一度収穫量ゼロになり、絶滅しました。ですが今では、丸榮製粉さんが中心となり、生産量を増やしてきました。

ですが、まだまだ新潟県産小麦が私達の生活で普及しているとは思えません。

パン屋さん、ラーメン屋さん、ピザ屋さん、うどん屋さん、レストラン、それぞれが当たり前のように、新潟県産小麦を使うようなレベルまで持っていきたいです。

それだけ、小麦を消費しているんですから。

親戚が作ったコシヒカリを食べるように、地元の農家さんが作った小麦を食べる文化を作りたいんです!

そうすれば、お米だけ作っていた農家さんは新しい収益源ができて、お米の値段が下がった時のリスクヘッジができて、小麦粉に加工する製粉メーカーも工場の稼働率が上がり、パン屋さんやラーメン屋さんも地元に貢献することができて、お客さんは安心して食べることができる。

みんなにとって良くないですか?

東京に本社がある、上場企業の製粉メーカーには嫌われそうですが、新潟のこと、日本のことを考えたら、やっぱり、地産地消って必要だし、当たり前のことなのだと思います。

みんなで支え合う仕組みを作りたい

なぜ、新潟県産小麦が広まらないのか。

大きな理由が儲からないから。

農家さんにとって、同じ面積で小麦をつくるより、お米や他の作物を作ったほうが儲かるわけです。小麦は単価が安いんです。

それに、海外から輸入されてくる小麦はさらに安い。

小麦粉を扱うパン屋さんやラーメン屋さんにとっても、割高になる新潟県産小麦を使うメリットを見い出せていないのが現状です。

新潟県産小麦を使うと、倍の値段でパンが売れるのであればいいですが、主食としてのパンがいきなり倍の値段で売れるわけはありません。

ですが!ですが!ですが!

だからこそ、地域のことを考えたら、やっぱり地産地消を当たり前にしていきたいんです!

そのために、しっかりと小麦を流通させる仕組みを作ることが必要です。

①新潟県産小麦を使って商品を作ってくれるお店やメーカーを探す
②年間の使用量をあらかじめ契約
③農家さんが作った小麦を全量買い取って、お店やメーカーに振り分ける
④新潟県産小麦を身近な存在に感じてもらえるようなプロモーション、イベント開催

こんなことができたら理想だと思ってます!

現実に、もっと新潟県産小麦を使いたいパン屋さんやラーメン屋さんは多いんです。ですが、農家さんが少なくて供給できない。

農家さんに話をしても、「だったらお米を作ったほうが儲かるから、今いいや」という現状。

つらたん。。。

でも、少しずつでも変えていきます。発信していきます。いつか大きなうねりになって、新潟県産小麦を当たり前のように食べる文化を作ってみせるぜよ!(気分は坂本龍馬)

まとめ

まとめます。

・日本のお米の自給率は97%、小麦は12%
・もはや小麦製品を食べない生活はありえない
・だったら、輸入に頼らずに地元で作ろうよ!
・現状は小麦は儲からないから生産が増えない
・少しずつ新潟県産小麦の消費を増やしていくためにがんばるぜよ!

まだまだ始まったばかりの取り組みですが、ぜひこの記事を呼んでくれたのなら、「今食べているラーメンはどこ産の小麦だ?」「新潟県産小麦のパンってどこで食べられるんだ?」と、気にしてもらえたら嬉しいです。

先日、新潟県産小麦の生産者さんと話していて、印象に残っていのが「地産地消じゃなくて地消地産なんです。」という言葉。

作ったものとを地元で食べてもらうっていう考えじゃなくて、地元で食べたい人がいるなら作らないと。という発想です。

いつ日本に小麦が入ってこなくなるかわかりません。だからこそ、地元に消費ニーズがあるものは地元で作りましょう!

逐一noteで活動報告していきますので、チェックしていただけると嬉しいです!

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴

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