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新潟でのブランディングの現状

呑みに行くことがなくなっただけでこんなに節約できるのかと、自分の生活を見直し中の亀山です。

お酒が入るとそばで締めたくなる自分を叱ってやりたいです。

さて、今日は「新潟でのブランディングの現状」について。

先日、知り合いの方からSNSやWebサイトの相談を受けて、業者に頼んでいるけど放置されているという状況を聞きました。

「こういうことだよなぁ・・・」って思ったので、感じたことをまとめました。

やりっぱなし状態

私の感覚ですが、新潟ではまだまだ「ブランディング」という言葉は一般的ではありません。だんだん浸透はしていっていますが、これからだと思ってます。

「ブランディングを応援します」とか「ブランディングを教えます」みたいな会社が増えていることは歓迎すべきことなのですが、これまで印刷をメインにやっていた会社だったり、Webサイト制作がメインだった会社だったりが、業務の延長で「ブランディングやりまっせ!」ていうケースが多い気がします。(あくまで亀山の肌感として)

つまり、「会社のパンフレットを新しくして、ブランディングしましょう」「サイトを新しくつくって、ブランディングしましょう」といった具合に。

で、多くの場合が納品して終わり

ブランディングはお客さんとのコミュニケーションなので、パンフレットやWebサイトをつくることで、お客さんにファンになってもらうということは、非常に重要なことです。

ですが、なんのためにパンフレットやWebサイトをつくったのかもはっきりせず、やりっぱなしになっていることも多いのが現状。

パンフレットをつくった効果には興味なし。

毎月2万円の保守費用を取っているサイトがうまく活用されていなくても放置。

こういう会社が「ブランディングやってます」っていうのは本当にやめてもらいたい。

「ブランディング」のイメージがどんどん悪くなります。これからの時代に絶対に必要な取り組みなのに、「怪しい」とか「金ばっかりかかる」とかネガティブな印象を与えてしまします。

ブランディングはファンをつくっていくことです。パンフレットやWebサイトをつくることはあくまで手段であり、それらを介してお客さんと良いコミュニケーションを取ることが目的です。

だから、納品して終わりなことは絶対になくて、反応はどうなのか、もっと改善できるところはあるのか、を長期的に追っていかないといけません。

「パンフレットのデザイン変えたけど、良かったのか悪かったのかわかんない」「サイトつくったけど、アクセスどれくらいあるのかわかんない」というのはもうやめたーい!

今の会社の体制だとブランディングは厳しい?

やりっぱなしが良くないことは間違いないのですが、これってそもそも会社の体質的にそうなってしまうという一面もあると思ってます。

印刷物を納品していくら、デザインを納品していくら、Webサイトを納品していくらという納品ベースの付き合いになっているから、会社としてはどれくらい件数をこなせるのかが、経営にとって重要になってきます。

つまり、新しいお客さんをどんどん取っていくっていう、売り切りのビジネスですね。このビジネスが悪いということではないですが、お客さんの奪い合いになって、価格競争が生まれてしまうので、個人的には一人ひとりのお客さんとの付き合いを長くして、その代わりにちゃんと成果を出していくほうが単純にコスパがいいと思っています。

営業マンに「いいから新規取ってこーい!」と怒鳴り散らしたところで、疲弊していくだけです。

それに、会社組織では”売らなきゃいけない商品”があったりします。それは社長や管理職が決めたものであったり、株主や重要な取引先の商品であったり。

担当者は納品して終わりにはしたくなくても、会社がそう思っていなければできないのが現状。

それに、会社は担当者が変わることも多いですよね。

「前の担当は一生懸命だったのに・・・」なんていうケースはもはや、あるあるです。

なので、もしあなたがブランディングに興味があって、「ブランディングやります!」という会社に依頼をするのであれば、どんな付き合い方してくれるのか、やりっぱなしにされないかをしっかり確認することをおすすめします。

クライアントも丸投げはダメ。ゼッタイ。

「ブランディング」は業者に丸投げしちゃいけません。

ダメ。ゼッタイ。

なぜか。

ブランディングはお客さんとコミュニケーションを取ることなので、基本的には依頼する側がやるべきものだからです。

「Webサイトを新しくつくったけど、その運用は業者に丸投げで、どんな成果が出ているのかはわからな〜い」じゃダメです。

専門的な知識は必要ありません。どんな目的でサイトをつくったのか、どういう成果がでればサイトを作ったという取り組みがうまくいっているのか、うまくいっていないのであれば、どうすればいいのかを業者に聞く、まずはそこから始めてみませんか?

パンフレットも同じ。「何のためにつくるのか」「どうなったらいいのか」を事前に業者と共有しておくだけで、うまくいったのか、いかなかったのかがはっきりします。

そんな風に取り組んでいくと、「もっとこうしてみたらいいんじゃない?」っていうところがだんだん見えてくるはずです。

例えば、会社のパンフレットをお客さんに見せた時に、自分達が推していた強みとは違うところに興味をもっていたことがわかったら、パンフレットのデザインを調整することが必要かもしれません。

いずれにしても、ブランディングは外部に丸投げして終わりにはできません。それこそ、意地悪な業者にカモにされてしまいます。

だから、ブランディングとはなんなのか、なんのためにやるのか、デザインやサイト制作は必要なのかを考えて、サポートしてくれる業者と一緒にブランディングはやっていくべきだと思います。

「めんどくせ〜」と思う人が多い。だからこそやるんです。他がめんどくさいと思ってやらないのであればチャンス!

考える、相談する、トライする、改善する。

魔法はありません。着実に1歩ずつ前に進みましょう。

まとめ

・新潟ではまだまだブランディング自体の認知が低い
・「ブランディングやります」という会社もやりっぱなしが多い
・印刷物やWebサイトなど、納品ベースの会社がブランディングをやっているかそうなっちゃう
・依頼する側が会社を選ぶ目を持つことが大事
・業者に丸投げはダメ。ゼッタイ。

ブランディングを依頼する側もされる側も、「なんのためにブランディングするのか」「どうなったらブランディング成功なのか」「そもそもブランディングってなんだ」なんかを当り前のように喋れるようになれば、きっと新潟はもっと面白くなるはず。

いろんな業界でそれぞれの人が個性を発揮して、それぞれにファンができる。そうなるのを夢見てます。

時間はかかりますが、少しずつ前進していきます。

そのためにも、勉強して、考えて、トライして、改善する。

亀山も諦めずに続けていきます!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴

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