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ご報告とご支援のお願い★

私は去年4月から日本学術振興会特別研究員PDとして東京大学先端科学技術研究センターの福島智研究室にて、「効果的な人事異動が特別支援教育における教師の専門性に及ぼす影響」という研究テーマで研究に取り組んでいます。

博士論文では、盲学校の教師の成長過程モデルを検討しました。そのとき、教師の成長を阻害する要因として人事異動があることがわかりました。

これは人事異動を0にすべきという1か0の話ではなく、先生たちが生き生きとこどもたちと向き合い、教育活動をするための土壌を整えるためには、どうしたらいいのだろう?ということを考えています。

viwaの活動をはじめて13年。視覚障害のあるこどもたちが全国どこに住んでいても、質の高い教育が受けられる環境を整えたい、そして、日本にある素晴らしい視覚障害教育の専門性、伝統が途切れないように、私たちの世代が継承していけるようにしていきたい、そんな思いで研究に取り組んでいます。

この研究の2年目となる今年は、イギリスにおける教師の評価方法に焦点をあてた調査研究を実施します。学部のころから、授業で聞いてあこがれていた欧州最大規模を誇る視覚障害教育の教員養成大学であるバーミンガム大学に来月から国際客員研究員として半年間滞在することになりました。

現地では、視覚障害教育の教員養成を担う大学教員、教員養成をうける学生、現職の視覚障害教育専門の教師、そして、当事者家族に調査を実施し、質の高い教育を維持するためにどうやって教員を評価しているのかを明らかにします。

私は視覚障害と聴覚障害のある当事者でもあります。渡英を実現するためには、移動やコミュニケーション麺での支援が必要です。障害があるから危ない、できないというのは、私の辞書にはないので、1年前から大学側と協議を重ね、支援者1名を日本から連れていくことについて合理的配慮の提供がなされることになりました。安心・安全を整えて、研究だけに集中できる、そのために尽力してくださった多くのスタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。

今年の3月には再び大学を訪問し、受け入れOKの確認と研究ミーティング、6月に初めての英語での研究倫理審査を受け無事通過。7月にバーミンガム大学から正式書面が届き、本当にいけるんだ!と実感。

今、ようやく、ここまで準備が整いました。

そこで、皆さんにお願いがあります。

バーミンガム大学周辺で私と支援者の2名をホームステイで受け入れてくださる、あるいは、安心・安全なシェアハウスなど、ステイできる場所を探しています。
すでに100件以上にアクセスしましたが、学生ではないことや半年間という短期滞在であるため、なかなか受け入れ先が見つかりません。
もし、バーミンガム方面にお知り合いがいる!あるいは、知り合いの知り合いなら・・・などお心あたりがありましたらお引き合わせいただけますと嬉しいです。

そして、こちらはご寄付のお願いになります。
実はこの研究プロジェクトを計画していたときとは考えられないほどの円安ポンド高となり、航空運賃も以前の3倍!今回、イギリス国内はもちろんのこと、オランダ・ドイツ・フィンランド等でも視察を行いたいと考えています。そこで、研究費が大幅に不足しています。
もし、私の研究に興味をもっていただき、趣旨にご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、お心を寄せていただけると嬉しいです。もちろん、情報のシェアや拡散などのご協力も大歓迎です。
詳細は、下記をご覧くださいませ。
https://utf.u-tokyo.ac.jp/application/files/9716/9033/4652/kumagaya_nara_FINAL.pdf

全てのこどもたちに質の高い教育を!その実現のために飛び続けます。

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