バスのブザー@イギリス
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々をお送りしております奈良里紗です。
さて、今日はイギリスのバーミンガムで乗ったダブルデッカーバスのブザーに注目!
おわかりになりますでしょうか?
Stopと文字でかかれたうえに点字が1文字。
日本語では、「の」と書いてあります。笑
これをアルファベットで読むと、何になるかというと、
そう、
「S]になるんです。
点字を考えた世界中の賢者のおかげで、たった6つの点で日本語も英語もあらわせるのだからすごいですよね~。
私はすでにこのバスに1か月以上のっているわけですが、今回、初めてこのボタンを見つけることができました。
さて、それはなぜでしょうか?
私が触ってわかる場所にあったのがこのボタン。
このボタンがあったのが優先席なんですね。
なので、もしかしたら、ほかの場所にあるボタンには点字はついていないのかもしれません。
優先席付近だからついているのかもしれません。
私はイギリスと日本のバスだったら、日本のバスのほうが圧倒的に使いやすいと感じています。
どんなところが使いやすいのかというと、
バスの運転手さんと乗客を隔てるアクリル板があるイギリスのバスとない日本のバス。
弱視難聴の私にとって、あのアクリル板1枚があるがゆえにコミュニケーションが非常にとりにくい。
日本のバスは、電光掲示板と音のアナウンスで停留所を知らせるからわかりやすい。
イギリスはそれがないので、見える人たちでも大変なんだとか。
弱視難聴の私個人ではそうなのだけど、イギリスから久しぶりに日本に帰る日本人からすると、バスの車内でベビーカーをたたむようにいわれるとかありえない!
盲導犬に対して、拒否的、差別的対応する人がいるなんて信じられない!とのこと。
日本では、バスが欠航するなんてことはほとんどないけど、イギリスでは、ドライバーがこないとかいう理由でしょっちゅうバスはこない。笑
そんなイギリスには、腕時計をつけずに、今何時なのかわからないから教えてというおおらかなおばあちゃんがバス停にいることも。
1本や2本、バスがこなくても、20分、30分、待つことになったとしてもいらだちをかんじないメンタリティは見習いたいところ。
つくばにいたとき、関東鉄道のバスのあまりの運転の激しさに驚いたけど、その日ではないぐらいこちらの運転はワイルド。
それほど、乗り物酔いしない私でも、毎日、バスからおりたった瞬間は足元がふわふわした感覚に。
弱視難聴のイギリスでの研究の旅路はまだまだ続く。
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