親戚には言わないこと

父親が入院して4か月。家族の意思に配慮してくれて、最近また介護抵抗が強いらしいが主治医は向精神薬で「抑える」のではなく、つなぎ服みたいなパジャマで勝手なおむつはずしを「抑える」ようにしてくれている。
ある文献では、認知症の人が向精神薬を摂取すると、肺炎や脳梗塞を起こすリスクが大幅に高まったとか。そんなリスクはいらない。

ここの病院、4月から対面での面会が可能になったというが、面会日は週に1回、10分。しかも、1日4組だけ。
何百人も入院していて、それだけ??人権とかちゃんと考えてる??
言いたいことはやまほどあるがぐっと我慢。
リモート面会のみだったときは割と予約はとりやすかったけれど、対面面会になったらまったく取れない。やっととれたのは2か月先だった。

特養に申し込んでて今、10人待ち。
早く空いてほしい。

さて、ある親戚のおばさん、私に月1ぐらいで電話をかけてきてくれる。
母方の親戚なんだけど、とても聡明なおばさん。
でも、父親が入院していること、それも精神病院に、というのは口が裂けても言えない。言ったら最後、親戚中に尾びれをつけて言いふらされる。
いまも移ったグループホームにいることになっている。入院してすぐ退所したんだけど。「お父さんは?」と様子を聞いてくるのに、適当にウソをつきながら答えるのも胸が痛いけれど、ここは父親の名誉を守るため。ウソをつき続けなければ。

特養の順番待ちをしているとは言ったので、そこに入ることができればやっと本当の話ができるようになる。
父親よ、それまで頑張っておくれ。