Time will tellってほんとうですか
敬愛する宇多田ヒカルが「Time will tell. 時間が経てば分かる」と歌っていた。
初めて聴いた小4のころは、なんだか曲調が好きな歌だなぁとだけ思って、ぼんやりと聴いていた。
この曲は私がその後の人生で何度も何度も繰り返し聴く曲となる。
「泣いたって何も変わらないって言われるけど誰だってそんなつもりで泣くんじゃないよね」という歌詞が私を救ってくれて、ここまで生きてきた。
つらくて、苦しくて、どうしようもなく自分はひとりぼっちで、そんなときには宇多田が「時間が経てば分かる」と私に語りかけた。
おまじないのように、時間が経てば分かる、時間が経てば分かる……と自分に言い聞かせて布団の中に包まって泣きながら眠る日々を過ごしていくと、いつか晴れた空の下で笑える日が訪れて、やっぱり時間が経てば大丈夫になるんだと、私は私の人生の答え合わせをした。
「一人じゃ孤独を感じられない」し、「君の存在で自分の孤独確認する」のだから、私はどうしようもなく他者と繋がっているし繋がっていたいのだと、孤独な気持ちが私に認めさせる。
私は「なんと言われようとあなたの行く末を案じてやまない」。
「来世でもきっと出会う」、そう信じて残りの今世を生きてゆくしかない。だって「もう二度と会えないなんて信じられない」
「言葉にならない気持ち いつか伝えたい」
「大好きだから ずっと なんにも心配いらないわ」
宇多田ヒカルは天才だから、私の言いたいこと、ほとんどすべて、歌にしてくれていた。
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