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バレンタイン デパ地下選挙 模試採点(字余り)

 もうすぐバレンタイン。バレンタインの催事って、会場にいく前にきらきらしたチョコレートに想いを馳せているときがピークだ。いざ会場を目にすると、個の境界がわからなくなるほどにひしめき合う人、人、人。途端にげんなりしてしまう。

 しかしわたしにとってバレンタインの催事と言うと、お客さんとしての印象より店員としての印象の方が強い。

 一度だけ、短期バイトで経験したことがあるのだ。私が配属された店舗は、普段はホテルに入っているチョコレート屋さん(言い方よ)で、惑星を模したとても綺麗なチョコをメインで売り出しているところだった。

 試食を出さない店舗だったので、お客さんに立ち止まってもらうのに苦労もしたけれど、綺麗なチョコをおすすめするのは楽しかったし、短期間ながら良い思い出のあるバイトだ。

 私は少し変わったバイトも経験したかなと思うので、この機会に簡単にまとめてみる。

1.デパ地下お惣菜量り売り

 大学入学から3回生ぐらいまでやっていた。忙しすぎ!しんどすぎ!であった。じゃあ何で3年間もやっていたのかというと、辞めますと宣言する心の体力が無かったからだ。

 まず、勤務場所のチョイスが悪かった。京都駅である。主要駅の、退勤ラッシュ時のデパ地下の様子を思い浮かべていただきたい。そりゃ忙しいに決まっているのである。

 デパートならあまり面倒なお客さんが来なさそう、という印象があるかもしれない。確かにそうかもしれない。比較対象が無いのでわからないけれど。でも、何でやねん、と突っ込みたくなることは割と発生する。

 量り売りなので、コンビニなどに比べると注文してからお会計まではある程度の時間がかかる。でもまれに、「これ100 gと、これ200 gと…」と複数のサラダの計量を頼んできた人に限って、「急いでるんですけど!」と怒りを露わにしてくる。急いでいる時には量り売りのサラダはどうか諦めてほしい。

2.子ども向け科学実験教室スタッフ

 幼稚園年長さん~中学生クラスまで、幅広い年代向けに展開していた科学教室のスタッフ。ショッピングモール内に入っていた。授業内容は科学の実験を実際にやってみるというもの。記憶がほぼ抹消されているのでどんな実験をしたかあまり覚えていないが、レモンに電極を繋いで電池つくる、とかのイメージ。

 自分の性格も知らずに、「年長さんとか可愛いやろ!」と呑気な期待を抱いて入ってみたのだが。このバイトで得られた1番の気付きは、「わたしは子どもが怖い」ということだった。忖度を知らない、良くも悪くも純粋な子どもは、付き合い方を知らない私にとっては脅威でしか無かった。かと言って、中学生との会話方法もわからなかった。

 これはもう、デパ地下のように心の体力が、とか悠長に言い訳している場合では無かった。一時的に心をマッチョにして、家庭の事情で遠方に引っ越す、という引き留める余地がない嘘をついて半年で辞めた。

3.模試採点

 これはとても良かった。何と言っても家でできるのだ!在宅ワーク最高!夏はパンツ1枚で仕事ができちゃう。(この模試が、誇張ではなくリアルに受験生の志望校を左右することはよくわかっているので、採点は真剣に行っていたことだけは書いておく)

 自分も受験生として経験した模試に、採点する側として関われたことは嬉しかった。これは学生の6年間続けた。

4.選挙の開票状況連絡係

 あれは夢だったのだろうか、と思うほどよくわからない単発バイト。選挙の投票締切後に、投票会場に出向いて、1時間おきにあがってくる開票結果をその都度新聞社に連絡するというバイトだった。1時間おきの連絡以外はやることがないので、ゲームをしたり本を読んだりしていた。楽っちゃ楽だが帰りたくて仕方がなかったので、どれだけ暇なバイトでも外で拘束されているのは辛いということを学んだ。

 県で1番大きい選挙区だったこともあり、終わったのは深夜1時すぎ。一緒に来ていた新聞社の社員さんは、まだ仕事があるからと言って会社に戻っていった。会場で漏れ聞こえてきた社員さん同士の会話からしても、報道関係って本当にすごい仕事だ…と感じたバイトだった。

5.デパートの物産展での販売員

 これも単発のバイト。よくある北海道展とか、そういうやつである。これはとても楽しかった!デパートの物産展というと、バレンタインと同様に人が溢れており過酷な現場を想像されるかもしれないが、決してそんなことはない。

 何と言っても、ならファミリーだったからだ。安心と安全のならファミリー。人が溢れているわけもなく、忙しいわけもない。(そんなならファミリーを愛している)

 やっぱり美味しいスイーツを売るのは楽しかったな。(激戦区のデパ地下で、人気スイーツを売り続ける店員さんは大変だと思うけれど)


大体、覚えているバイトはこんな感じ。振り返ってみると結構楽しんでいた方かもしれないけれど、居酒屋でバイト同士が仲良くやっている様子を見ると羨ましくなる。そういう青春も欲しかった。無いものねだりだけど。

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 嬉しいことがありました。数日前のサンリオの記事に、今日になって複数のスキを頂いており、不思議に思っているとこんなお知らせが。サンリオが好きで、多くの方に知ってほしくて書いた記事が、このような形で注目していただけるのはこの上なく嬉しいです。ありがとうございます!

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