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Kindle出しました!

webで2019年に連載していた「兎を見て冬吾を放つ」シリーズですが、kindleにしました!今日〜明日くらいから無料セールになりますので、ぜひ!

「すぐにあんたの隣で、あんたが頼れる大人になるから。俺を頼って」
傷害事件を起こし少年院に行った十九歳の冬吾は、出院後、建築板金工見習いとしてひとりで暮らしていた。親との関係も薄く、自分の起こした事件で恋人との縁も切れてしまった冬吾の孤独な生活に、ふと入り込んできた謎の男、斎藤。雨の日には傘を差しかけてくれ、夏祭りに行きたいと言えば連れていってくれる斎藤に、冬吾は想いを寄せていく。ところが斎藤の正体は才木という名前の探偵で、彼はある目的を持って冬吾に近づいていた。
冬吾に懐かれ、見捨てられない才木。そんな才木に愛されることを望む冬吾。才木の援助で通信制の大学へ行き、探偵業を手伝い、様々な新しい経験をしていく中で、冬吾は自らの罪と向き合えるようになっていく。一方の才木は背負う過去から逃れられず、冬吾を受け入れることができずにいて……。
傷を抱えるふたりがお互いに出会って、新しい人生を歩き出すまでの、社会派ヒューマン・ボーイズラブストーリー。
「いいなあ、好きなひとが俺のことを好きって......」(シロツメクサの恋人)
「おまえの望みだったら、なんだって俺の望みだよ」(吠える冬吾にけしかける)
「一日デートしたくらいでそんなこと言うな。こんな日が当たり前になるくらい、俺がもっと、生きててよかったって思わせてやるから。もっと、たくさん」(旅をする冬吾の新しい同居人)
「これからはきっと、俺があんたを守るから。 期待していいよ」(桜降る春の冬吾の卒業式)
「えっとだから、......プロポーズみたいな。女みたいなプレゼントで、嫌だったらごめんな。つけなくてもいいし、あれだったら、受け取らなくてもいいから」(夜に漂うふたりのやさしい誕生日)
「大好きだよ、修二さん。こうやってそばにいられるのが、俺は一番幸せだ」(ふたりの浅い夏の夜)

初詣、遅く帰ってきた夜、水族館に動物園デート、誕生日に卒業式……。社会派ヒューマン・ボーイズラブ「兎を見て冬吾を放つ」で付き合い出した十六歳差のふたりの、本編終了直後から十一年後までの、穏やかで幸せな日々を描いた番外短編集。

番外短編集はこのpixivみたいな感じのお話が12話入っています。

よろしくお願いしますー!

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