暗号資産やブロックチェーン技術を使った貿易決済の迅速化
東京海上は、暗号資産(ステーブルコイン)やブロックチェーン技術を使った、貿易決済の迅速化・低コスト化サービスを開始する(2021年12月25日日経)。ステーブルコインやブロックチェーンなど、何度説明を聞いても分かった気持ちになれなかった。しかし、こうして貿易決済に使うというのは腑に落ちるものがある。
貿易は決済まで、物の輸送や書類の送付に時間がかかる。この間の運転資金を貿易金融として主力銀行が担ってきた。東京海上のサービスでは、物を動かすところから、決済までの時間が大幅に短縮される。これにより、貿易金融を担ってきた銀行の出番は少なくなる。結果として、その分低コスト化が図れるということになるのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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