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「走る」こととの出会い

出会い
私は小学3年生に「走る」ことにであった。
それは、けっしてプラスな出会いではなく、マイナスから入った出会いでした。
当時、私は、勉強はできる方ではない、運動も苦手な方、そしていじめられっ子であった。学校には正直行きたくなかった。でも、行きたくないということを言えなかったから行ってたという感じでした。
ある日、担任の女性の先生が声をかけてくれた。かなり怖い先生だ。
「明日から朝一緒に走ろう」
クラス会で話したのか?個人的に話したのか?覚えていない。
が、このひとことがキッカケであったことは間違いない。
正直、走るのイヤだなぁと思ったけど、断れないし・・・先生怖いし・・・

「走る」
翌日から、毎朝校庭を15分ぐらい?走った。
毎日毎日走った。ほぼ毎日休まずに。
当初、体育の授業のマラソンでは男女混合でも最下位の方でした。
気が付くと、クラスでトップクラスになっていた。
わんぱくチームのボス?も遊ぶときに、「あいつは走るの速いから」といって声をかけてくれるようになった。
「自信」になった。はじめて自分の居場所ができた。うれしかった。

その後
あれから30年以上経ちました。
残念ながら、競技は途中であきらめ、マネージャーに転身しましたが、いま、コーチという仕事をしている。不思議な縁だ。
あのとき、先生が声をかけてくれていなければ、今の自分はない。
人生賭けて、走ることへの恩返しをしたい。
それが、今のNARA-Xへ賭ける思いの原点です。

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