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旅するzoom「あの人に会いたい」その2 岩手・遠野の富川屋 富川岳くんを訪ねる

いま、あいたい人に会いに行く 旅するzoom「あの人に会いたい」
今、この時、あの人はあの場所でどんなことを感じ、考えているんだろう?

昨日、1人目の”あいたいびと”、北海道・谷江美ちゃんと旅するzoomのリハをやりました。ネタバレ注意で詳しくは言えないけれど、北海道はやっぱり、スケールが大きかった。想像以上に。

そして、2人目の”あいたいびと”は、岩手県・遠野にいる富川岳くん。

トミちゃんとはいろんなハプニングとご縁の合わせ技で、2017年にイタリアの地域をつくる観光の現場を一緒に旅したという共有体験があります。

静かなんだけど、よく頷く。物事を深く受け取り、噛み締めて、じっくり言葉にする。そんな空気を持った男。

名称未設定のデザイン (10)

シチリア原産種のレモン農家さんにて、レモンの魅力を語るトミちゃん

あれから4年、地域おこし協力隊の任期を終えた彼は、まだ遠野にいる。
4年の間、彼が歩んできた道はぜひ、こちらの記事を読んでほしい。


この記事の中に出てくる問いたちには親近感がある。私たち Napuraも幾度となく問われてきた。きっとある地域に入り、そこで生かしてもらい、そこで何かをしようとする人には、形は違えど必ずくる。(だから、これから地域に出会う人には特に、本当に読んでほしい。)本人直筆(というのか?)の言葉には、その道を真剣に歩いてきた絹を着せぬ確かさがある。

4年経って、遠野を去らなかった彼は、今『遠野物語』にはまっているらしい。上記の記事に登場する師匠との出会い(読んでね)が、それに導いたらしい。

え、遠野物語?
古い、と思う人も、何よ、それは?と思う人もいるだろう。

古代と付き合うことの多いNapuraの理解では、日本人とはどんな人びとでどのような世界で生きてきたのかを知る手がかりの一つだと思ってる。
地域の宝で、豊かな古代の力を借りて、現代を導いてくれる書。
ただ、いかんせん、確かに”古めかしく”見える。古式張っている。

その古めかしさとこれからの世に求められる新しさのはざまに、まさにトミちゃんがいるのだと思う。彼が今情熱を傾けている遠野の物語と暮らしを伝える『to know』のAbout usにある言葉。

その土地の物語を編み直し、”いま”を生きる人々の糧とする

これだけで、しびれる。歩いていく道がとても近い、そう感じる。
彼を魅了する遠野物語の世界に、出会いたい。
それが”あいたいびと”2人目への、こちらからのお願いだった。
事前の打ち合わせのとき、彼は言った。

遠野物語は、今年で110年なんです。
ここには人が自然や周りの世界とどう向き合ってきたかが、書かれている。
100年後のいまだから、世界がこういう時だから、遠野物語に出会ってほしいです。

遠野のまちには、いまも、遠野物語の世界とつながっている場所が日常の中にある。当日は、そのリアルな”いま”とその一層向こう側にちらりと見えてくる「向こう側の世界」を行き来しながら、旅をしたい。


旅の詳細

日時 5月5日(火)15:00-17:00 (カンボジア時間13:00-15:0)120分に変更しました。
参加人数:最大5名(5回線まで)
参加費:
1)スタンダードプラン 2000円
2)”旅のおみや”つきプラン 2700円 (河太郎せんべい箱・9袋いり。を旅を終えたあとにお届けします。送料込み)

遠野物語の代表選手といえば、カッパさん。なので、今回のおみやは
鶴の屋菓子店さんの『河太郎せんべい』思わず飾りたくなっちゃうキュートなカッパさん。
彼にしばらく部屋にいてもらったら、おせんべいを食べるたびに、あの旅のことを思い出しちゃいそう。

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こちらが中身。ここにもカッパさんがいる。

この旅を終えたあと、身の回りの自然に向ける眼差しが、優しくなったらいいなぁ。


2020.4.30


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