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“理由なき反抗”は、今。

思春期も後半に入ったであろう娘に尋ねられた
「私って、反抗期あった?」

少し考えて、答えた
「あったと思うよ、気づいてないくらいのものは。」



思春期の反抗は
強く抑えつけられていれば、強く
強く抑えつけられなければ、本人には自覚がない程度に
現れるのだろうか

(それと、どのように愛情を注がれてきたか)



一般的に
“仲良し親子”が増えてきたことで
(ウチがそうだ)
失われたように見えたとしても
反抗期は確かにある、と思う

子どもの言動に
反抗的で棘のようなものを感じたとき
親である私は
むしろ安心する

成長し自立心が芽生え
もっと自分の力を試したく
保護者である親をわずらしく思う

大人になろうとしてるんだ

だからまちがっても
親に対し素直になれない自分を
責めないで

仲良し親子の功罪



親となった今
自分はどんな子どもだったか
そして
どんな大人になったのか
ひとり振り返り

それからまた、わが子を見る
この子は何を見、
何を思っているのだろう

親は永遠に
子どもの心を知ることが
できないんじゃないかと思う

そういうものかも
それでいいのかも


なんていう
親の胸の内も知らず

当の本人はいつもどおり
あっけらかん
としている

そういうところが
好きなのだよ