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この映像で彼女を知った。 アルバムを何枚も聴いた。 こころ、躍った。
北杜夫さんを半世紀ぶりに読み返していたら、また戦争が始まった。 この頃、若い時に読んだ本…
OAZO丸善店の「新潮社クレストブック」コーナーは、文学の視界を広げてくれる小さくて大きな窓…
産まれて、生きて、手渡して、死んでいく物語。ぼくはそんな本を探していた。 10数年前、業界…
伝え方も、美しさの基準も、そして生き方も急速に変わっていく。 本屋を巡回して表参道へ。 …
ぞくり、とさせるのは信次郎なのか?著者なのか?それとも、われらひとなのか? いっきに読み…
図書館で借りてきたフィリップ・クローデルの『リンさんの小さな子』 祖国を、家族を、そして明日をも失った難民のお爺さんと、長年連れ添ってきた奥さんを亡くした宗主国のごついおじさん。 ふたりは、回転木馬の見える公園のベンチで隣り合わせになった。 何も、誰も信じられないでいるリンさん、この中年の大男バルクさんにだけは心をひらく。 言葉は通じない。 おじさんはお爺さんの名前を”タオ・ライさん”だと思っている。 お爺さんはおじさんに会うたびに”ボンジュール”と繰り返す。
カバー・イラストに見入る夜。Etta Jamesを聴きながら最初のページをめくる。 『チャリング・…
京葉線~日比谷線~千代田線。友人のヘアサロンへ長い旅路。完全予約制のサロンはあちこち店主…
再読と言えば、沢木耕太郎さんの『世界は「使われなかった人生」であふれてる』(2001年11月発…
「カナだの知られざる偉大な作家」と呼ばれるアリステア・マクラウド。 『灰色の輝ける贈り物…
聖路加病院本館で採決後、タワーのハンバーガー屋さんで読み返す。 森博嗣さんのWWシリーズ『…
絵本のなかで みんなおめざめだ。 ー みんなかけてく。 はなをくんくん。 ー みんな…
1981年、吉本隆明は「現在までのところポップ文学の最高作品だと思う」と言った。 第四回群像新人長編小説賞の優秀賞に選らばれたデビュー作。 文壇の偉い先生方は、ほとんど無視。 うーん、無視というか彼らが小説と定義するものの範疇から大きくはみ出していて、ほとんど理解不能だったというのが本当のところではないか。下記を読むと、無理もないかなぁと。 本書は三つの部分で構成されています。 第一部のタイトルからしてこれ。 <「中島みゆきソング・ブ