ハイボール二杯分の短編をひとつ。それも酒場のお楽しみ。
本屋を徘徊する日は、本棚から一、二冊持参する本をピックアップして出かける。
そして、これは!という本が手にはいると、今度は午後早い時間から開いている酒場を探す。
手にはいらなくても酒場は探す。そのために出かける前の本選びにはちょっと時間をかける。きっと、もうその時点で「この本なら、あの店だな」なんてことを考えているに違いない。
先日の徘徊持参候補は、ヘミングウェイの『移動祝祭日』、日本で編集された『カポーティ短篇集』、そしてアリステア・マクラウドだった。
ヘミングウェイ