好きな理由


僕はMr.Childrenが好きだ。

でも今思えば、なぜ好きなのかをあまり考えてこなかったように思う。
初めて聴いた時から既にモンスターバンドであった為、なぜ好きかなんて考えるまでもなく最初からすごいものだったからかもしれない。
友達とも、あの曲良いよね。とか、かっこいいよね。とかの話はしていたけれど、何がいいのか、どうかっこいいのか、の話はしたことがない。

Mr.Childrenってなんかいいよね。
今回は、この「なんか」の部分を頑張って言葉にしようと思う。
(完全に個人の見解です。)



何が好きなのかを考えた時、最初に浮かんだのは「エソラ」の歌詞だった。

メロディラインが放ったカラフルな魔法のフレーズ輝きを撒き散らしては僕らに夢を見せる
明日へ羽ばたく為に 過去から這い出す為に
Oh Rock me baby tonight
エソラ

印象的なのが、
「明日へ羽ばたく為に 過去から這い出す為に」
の部分だ。

この曲はその後も、
「忘れない為に 記憶から消す為に」
「めぐり逢う度に サヨナラ告げる度に」
と続く。

そう、真逆のことを言っているのだ。

思えばMr.Childrenの歌詞は、対照的なフレーズが多いような気がする。

わかってるよ わかってるよ
今の暮らしが一番似合っている
わかってるよ わかってるよ
決して一人じゃ人は生きていけない
ロックンロール
本当はもう掴んでて 届いてて
気付いてないだけ
end of the  day
そのすべて真実
Any
世界中にすり込まれている 嘘を信じていく
すべてはフェイク
フェイク

わかっているようで気付いていなかったり、
すべて真実と言ったかと思えばすべてはフェイクだったりする。


僕がMr.Childrenを好きな理由はきっとここにある。
それは、このどっちつかずの表現こそが人間のあいまいさを表していると思うからだ。

人は、分かっているようで分かっていないし、分かってないようで実は分かっていたりもする。
間違いない!と思えていたことが、翌朝起きると大丈夫かな?と不安になったりもする。

この、あいまいで、不確実で、不器用な、言葉では言い表せない微妙な感じを、見事に表現してくれているのがMr.Childrenなんだと思う。
このあいまいさこそが人間なんだ、
だからこそ人間は素晴らしいんだ、
と言ってくれているように感じるのだ。

そして、分かっているかどうか、嘘か真実か、
なんて大した問題じゃない、どう捉えるかは自分次第だ。と言っているようにも、僕には聞こえる。
「すべては捉え方次第」なのだ。


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