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「考える」を意識してする時代

「この気持ち、この見方、忘れたくないな」
 と思うきっかけは色々ある。

本だったり映画だったり、
人からの言葉だったり。

ただ今回は珍しく自分が気付いたことの中で
これは忘れてはいけないと思ったことがあった。

それはこの時代が孕んでいる危険性だと思う。
何かと言うと、ずばり

よく考えること。

私たちは生活の中で沢山選べるようになった。
それは思考することも含まれる。
考えるか、考えないか。
例えばよくあるのが
分からない漢字があった時。
友達のプレゼントを決める時。
今日のご飯を何にするか。

これらに対峙した時、
漢字アプリで調べる。
プレゼント人気ランキングを参考にする。
食材を入力してレシピをみる。

たしかにこれってとっても便利だし効率的だけど
本当にこれでいいのか??

うーん、何て読むんだっけなあ、、、
って粘り強く思い出そうとすること。
あの人はどんな事が好きだったかなあ、
今だったら何が嬉しいかなあ。
って思いを馳せること。
この限られたもので何が作れるかな
って工夫を凝らすこと。

これらって、
実はとても大切なことなんじゃないだろうか。
すぐに答えを求めることって、
そんなに良いことなんだろうか。

私は自分が今、あまりにも考えない選択を取りすぎていて少し怖くなった。
こんな自分が教壇に立って授業しているから。

答えが分からないからこそ、考える。
答えが分からないからこそ、助け合う。

分からないことを面白がれる子どもたちに
なってほしい。
そのために、自分も分からないことを面白がる。
無意識の「考えない」選択に一度立ち止まる。
「考える」ことを意識して行う。

「求めればすぐに手に入る時代」に生きる私たちだからこそ、積極的に考えていこう。

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