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ペアレントトレーニング・行動を変える

私たちは、みんな注目を必要とし、それを求めています。

勤務時間外に仕事をしたのに、上司から何の言葉がない。掃除当番は決まっていないけどゴミ捨てをしてるが誰も気づいていない。メールをしたのに返事がない。LINEの既読はついたけど返事がない。

自分の努力や自分自身が無視されたら悲しい気分になりますよね!

子供たちは、大人以上に注目を必要としています。その上、満足するということを知りません。この子供たちの欲求の中でも大人の注目を集めようとする欲求が鍵となります。

あなたが、子供たちにしてほしいと思う行動を増やし、してほしくない行動を減らす鍵となるのです。

子供たちにとって、肯定的な注目と否定的な注目に深く意味を考えません。注目を手っ取り早く集めるためにどうしたら良いのか?もっとも手っ取り早い方法を見つけたのでしょう!

忙しい生活の中で、子供が話したがっていること、例えば草の上に見つけた小さな虫のことや繰り返しする悪ふざけにちゃんと目を向けてあげることを忘れたり、ちゃんと時間を作れないこともあります。

もし、子供たちがおとなしく遊んでいるとその平穏が続くことを願い口出しせずに黙っています。子供が本を読んでいる時それを褒めることで中断させたくないものです。

しかし、子供が弟にいじわるをしたり、天井にボールをぶつけたり、汚い言葉を使ったりした時は、すぐさま飛んできてお説教をします。

私たちは、常に望ましい行動よりも望ましくない行動に注意を向け、子供たちが褒められるよりも叱られることに向かうように訓練しているのです。

私たちは、それに気づき、バランスを変えることができます。してほしい行動に肯定的な注目をあたえることで、子供たちが良い行動をする応援になるのです。

肯定的な注目を得られれば得られるほど否定的な注目を必要としなくなります。

してほしい行動の例の一つをあげてみましょう。あなたの5歳の子供が友達とうまく遊んでいるのを目にします。順番を守っているし、勝っても負けても優しく思いやりがあるとします。

このような良い行動を増やすために次のように言ってみましょう。「2人の遊んでる様子を見てたわよ!まーくん、けんちゃんに順番をゆずったのは、とてもよかったと思うよ。けんちゃん、負けても悔しがらず堂々としてたわね!それって難しいことだと思うわ。ほんとうによくできたわね!」

まーくんとけんちゃんをほめることで肯定的な注目を与え続けることができます。肯定的な注目を与えることによって、その行動を強めていきます。

この行動をすることで褒められたという記憶が心に刻まれます。子供はあなたから注目を得ようとしてまたその行動をするようになるでしょう。

この反対にあなたが子供に注目しないことで、してほしくない行動の回数を減らすことができます。次は、してほしくない行動を減らすについてお話しします!

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