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ai
2017年12月13日 00:06
『ぐりとぐら展』を見に行った時、展示されている原画に残された、試行錯誤の痕に感激した。鉛筆による下描き、切り貼りされた紙片、不完全な色合い。完成された絵本には何一つ残っていない軌跡がそこにはあった。有り体にいうと、凄く、きたなかった。絵本の原画展にはわりとよく行く方だと思うけれど、あそこまで原画と絵本の絵に差があるものは珍しいと思う。『ぐりとぐら』の初版当時は、今ほど印刷技術がデジタ