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人生100年時代

人生100年時代という言葉は耳にされたことはございますか?
最近よくテレビや新聞など様々なメディアでとりあげられている話題の言葉です。


LIFESHIFTという本の中でも、2007年に生まれた子供達はその多くは107歳まで生きる可能性があると紹介しています。

人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

(人生100年時代構想会議中間報告より引用)


人生100年ときいて、私はそんなに長生きしないよとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

しかし現在
男性の平均寿命は81歳
女性の平均寿命は87歳

さらにいうと男性5人に1人は90歳、女性は2人に1人が90歳という時代です。
日本は高齢化社会=超長寿国家といえるでしょう。
2050年日本の100歳を迎える人口は約70万人と言われています。
これは現在の島根県の人口と同じくらいです。


これまで人生70年や80年の人生設計が人生100年に向けての設計に舵取りを行う必要出てきています。
その中でリカレント教育などの言葉も強く強調されています。
学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。
このための社会人の学びをリカレント教育と呼んでいます。

またこれまでのライフコースの見直しからお金の使い方も考える必要が出てくるでしょう。
よりお金に長生きさせる仕組みが求められるとも言えます。
バブル期の日本では定期預金などの金利はとても高く、定期に置いておくだけで金利が年7%などの時代がありました。
近年はマイナス金利ということもあり、金利は最早つかないと考えたほうがいいくらいの微々たるものです。

また日本は高齢化社会と同時に人口減少という問題に直面する国です。
2050年の人口構成は、高齢者(65歳以上)1人に対して生産年齢人口(15歳から65歳未満人口)は1.5人と、「超少子高齢社会」のものに変わってしまう。さらに、2100年には、現在の総人口から6,400万人もの人口が減少するという「人口半減社会」を迎えることが予想されている。このような急速な人口減少は、経済産業や社会保障の問題にとどまらず、国や社会の存立基盤に関わる問題と認識すべきである。

そのような中で国は自助努力という形で、
貯蓄→投資というスタイルの変更を国民に推奨しています。

日本の現預金比率は50%を上回っており、欧米と大きな隔たりがあります。しかも、その比率は2020年に一段と高まって54.2%に達しています。日本の資産運用業は欧米に比べて30年近く遅れをとっていると長年言われてきたが、こうした欧米との差の背景には、日本人の金融リテラシーの不足があるとされることもあります。

そこで国はnisa,idecoなどの制度を開始。
国民に推奨している。


両制度は税制面において優遇された制度である。

例えば1つの例として、本来定期預金が満期を迎えた場合、利子に対して20.315%が引かれるのだが両制度ともその部分の税金が引かれないのである。

もちろん投資は自己責任でではあるが、私はより多くの人が金融リテラシーを身につけて欲しいと心から願っている。

日本人はリスクという言葉に反応しがちである。
投資においてのリスクはそもそも英語の危険という意味でなく揺れ幅の事を指すのだが

お金をすべて現金特に円で持っておく。いわゆるカントリーバイアスとも考えられるこの姿勢。
もちろんそれが悪いとは言えないがこれが良いとも言えない。
円安円高という言葉があるように、円も価値が変動している。とくに日本は輸入に依存する国であり、円安の場合輸入に不利である。

色々と脱線、寄り道をしたが、私としては人生100年時代、全ての国民が健康的に安心して豊かに暮らせる社会が実現してほしいと心から願うばかりである。

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