見出し画像

#15 21歳の期日前投票

 昨日、期日前投票に行ってきた。
 正直、平日のお昼だし、人も少ないだろうな〜って予想していたけど、自分の想像以上の人が、期日前投票に行っていたことに驚いた。ショッピングセンターに設置されていた会場ということもあったかも知れないけど、遥かにわたしの予想を上回っていた。
 平日で大学のある時間帯ということもあって、大学生のわたしと同じくらいの人はほとんどいなかった。高齢者や、40、50代くらいの人に紛れて、期日前投票をした。

 今、21歳ということもあって、選挙には数えるほどしか投票に行く機会はなかった。けど、今回の選挙は、自分の考えと政党の考えのマッチングのサイトができたり、投票を呼びかける動画が上がっていることが、印象に残っている。
 マッチングのサイトの存在は、若い人や、政治に難しいというイメージを持っている人にとって、1つの指標となるため、サポートとして役に立つと思ったし、実際自分も活用した。そして、マッチングサイトや選挙を呼びかける動画がきっかけで、選挙の仕方や仕組みを知ろうとする人も増えるのではないかと思う。

 わたしは、高校頃の政治経済の先生のおかげで、投票に行くことを大切にしていると思う。その先生は、授業を授業で終わらせるのではなくて、現在進行形で起こっている出来事と関連づけて、話してくれていた。そのおかげで、ただ受験勉強のための勉強にせず、これからの自分と社会との関係、将来につなげてくれた。
 そして、その先生の、「無関心は良くない。何も意思表示をせずに、批判などの意見をするのは違うんじゃない?」というニュアンスの言葉が印象に残っている。その先生は、政治経済の授業以外の、クラス行事でも同じような言葉を言っていた。
 わたしは、その先生の行動と発言に対して、何か自分が関わる物事に対して、無関心ではなく、自分も何かしらの形で意思表示ができる人でありたいという気持ちを持ったんだと思う。それが、今回では、選挙に参加するという行動につながったんだと思う。

 自分達が、今後どんなふうに暮らしたいか、どういう将来がいいか、それを考えるきっかけの1つが選挙なのかなと思う。
 そしてわたしは、高校の時に、この政治経済の先生に出会えたことがよかったなと昨日改めて思った。教育という視点からも、ただ暗記教科として思われやすい政治経済の授業が、自分の日常や将来とリンクさせて考える授業が、1つでも増えたらいいなとも思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?