コーチングを学べば学ぶほどコーチングが売れなくなるカラクリとは
コーチングを学んでいる、
あるいは学ぼうとしているあなたは、
技術を磨きさえすれば自然とクライアントが
増えると思っているかもしれません。
しかし、実際にはコーチングを
学べば学ぶほどコーチングが
売れなくなるという現象が起こりがちです。
収入が欲しくて技術を学んでいるのに、
その結果が遠のいてしまうのって
恐ろしいですよね！
なぜこのようなことが起きるのか、
その原因と対策について掘り下げていきます。
コーチングを【する技術】と【売る技術】の違い
コーチングを【する技術】を高めることと、
それを【売る技術】は全く異なります。
例えば、カレーを作るのが上手だからと言って、
必ずしもカレーの繁盛店を経営できる
わけではありません。
料理をする技術と経営の技術が
別物であるように、コーチングを
【する技術】と【売る技術】も異なるのです。
コーチングを【する技術】とは？
対話を通じてクライアントに気づきを与え、
クライアントの人生にポジティブな変化を起こす技術。
クライアントがどれだけ精神的に豊かになっているか、
またはどれだけ物質的に豊かになっているかで
その技術の高さを測る。
コーチングを【売る技術】とは？
見込みクライアントに価値の高さを実感してもらい、
提示した金額に納得したうえで
サービスを契約してもらう技術。
コーチ自身が本当に望む収入を
得られているかどうかで
その技術の高さを測る。
コーチングを【する技術】の過剰追求がもたらす問題
コーチングを【する技術】を磨くことも大切ですが、
それだけでは十分ではありません。
以下のような現象が起こりがちだからです。
コーチングをする技術を学んだり資格を取るためにコスト(お金、労力、時間)をかける
→それだけだと売れない。サンクコスト効果(※)により、自分の技術が足りないのだ！とさらにコーチングをする技術を学んだり資格を取るためのコストをかける。
→でもやっぱり売れない「お金の話をするコーチは下品だ！」と思うようになる。（自己正当化）
コーチングをする技術ばかり身についていき、【売る技術】に対して拒否反応を示すようになる。
挫折してコーチングを諦める。
サンクコスト効果とは
サンクコスト効果とは、既に投資したコスト（金銭、時間、労力）をもったいないと感じて、さらに投資を続けてしまう心理バイアスのこと。
「こんなにコストを掛けたのだから、もう後にはひけない」と損失が拡大していってしまう。
コーチングを【売る技術】があってこそ、【する技術】も向上する
逆説的に聞こえるかもしれませんが、
コーチングを【売る技術】を高めることで、
結果的にコーチングを【する技術】の向上につながります。
あなたがコーチの立場だとして
無料でやり取りしてるクライアントと、
30万円のお金を払ってくれたクライアントがいたら、
どちらの方が必死で価値提供すると思いますか？
逆にあなたがクライアントの立場だとして
無料でやり取りしてるコーチと、
30万円のお金を払ったコーチがいたら、
どちらの方が必死で行動しますか？
無料あるいは低単価のセッションでは、
コーチもクライアントも「無料だし」「安いし」と考え、
成果にコミットしません。
そしてコーチとクライアントの双方が
本気じゃないセッションは、
例え1万回やったとしても
人生が劇的に変化するほどの
大きな成果は得られません。
真剣な価格設定をすることで、
双方が本気になり、より高い成果が得られるのです。
まとめ
コーチングを【する技術】の向上と同時に、
それを効果的に【売る技術】を
身につけることが重要です。
適切な価格設定をし、
クライアントと共に成果を追求することで、
コーチングを【する技術】も向上し、
ビジネスも成功します。
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